第28話 27.ラノベ世界みたいに都合よくは無い世界

女神アルテナと神達の争いに巻き込まれ、この異世界に転移されてきた俺

『魔法創造』の能力をもらった俺だが、完璧って訳でも無いみたいだ。


『魔法創造』の能力を使って、魔法を創造しその事象を起こす事は可能みたいだ。

だが、直ぐに魔力切れを起こしてしまう。


どうもこの異世界では、俺は体だけはそれなりに大きそうだが能力的にはまだ赤ちゃん並み?

最初からのチート能力は授からなかったみたいだ・・・


試しに色々と作ってみたが、明確にイメージ出来た物ほど作り出す時魔力は要らないようだ。

反対にあやふやなイメージで欲しい物を作った時は一気に魔力を吸い取られ魔力切れになり、途中でキャンセル?魔法が発動しなかった。




『骨折り損のくたびれ儲け』



そう魔力だけ吸い取られ、魔力切れで倒れた挙句、何の得にもならない!!


『ボッタクリ野郎~~め~~!!』って叫びたい気分だ。


魔力切れ!!

そうこれさえ解決出来れば俺は何でも出来る!!

そう思って、やったよ?

誰でも考えるよね?


『無限の魔力を作り出す能力が有ったら?』


そう思い


魔法創造で


「魔法創造:無限の魔力!!」


ってやった途端に視界が一気息が出来なくなりそのまま意識が途切れた俺

折角女神様に膝枕され魔力欠乏から復帰した途端にまた魔力欠乏で動けなくなってしまうとは悲しい・・


いや!!


『嬉しかったかも!!』



膝枕されたミニスカートの奥から見える真っ白な下着を一心にガン見していました・・


すみません


すみません


すみません


すみません


すみません


こんなエロエロな思春期真っ盛りのエロエロ魔人ですみません。

女神様の下僕としてご奉仕するせめてものご褒美と思って見逃して下さい<m(__)m>


お願いします


お願いします~


今の俺にとっては


『魔力切れ』


が一番の問題だ!!

しかし・・

神域から脱出し女神様からこの世界に放り出された時に神達からの攻撃を受け

その後魔獣に襲われた時!!

神からの空一面に広がる光り輝く剣の攻撃を脳裏に浮かべ

『シャイニングソード』を錬成し攻撃して何とか生き残れた・・

あれは何だつたのか?

死ぬと思って作ったから?


まあ~あれは神の魔法を模倣したといっても、死の恐怖に俺の想像が生み出した劣化版って事かもしれないし・・

あの時は・・

『火事場のバカ力的な何か?』

解らない・・

全然情報も知識も全く足りていない!!

女神アルテナの言うこの世界を制御する神のシステムにより制限されているのかもしれない。


解らない事をグダグダと考えていてもしょうがない!!


今は女神様に膝枕されながら魔力切れを直す事に全力を注ごう!!


女神様・・


膝枕されながら、貴方の純白のおパンツにめちゃめちゃ興奮し発情している俺をお許しください。

そう思いながら・・下半身の痛みに耐える俺であった・・・

そう!!

誰でも考えている事はエロエロなのだ!!

だが!!

問題は!!

『考えている事を実行してしまわない事なのだ!!』

理性?

そう理性を保てるかどうかで人間かそれとも野獣かが決まる?

俺は・・・


『誠実でありたい・・・!!』

その為には

妄想とささやかな今の状況を楽しむのだ!!


先ずは、体を鍛えなくちゃな~

この森の巨大熊に薄傷くらいしか付けられなかった


今はこの弱さで生き残った事を誇ろう!!


つづく・・・

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