第7話 7.取り合えず女神様の使徒になりましたが実質お世話係・・だよな?

「ふふっ、そうですねレイが言った通りですね」


「をぉ~~/(^o^)\ナンテコッタイ」

女神様?喋り方少し流暢になってませんか?

それに何気に俺・・デスられてる気がするんですが・・・


「女神・・アルテナ?アルテナはこれからどうするつもりですか?神域に帰られます?」


出来ればこのままあの神域に帰ってもらえば一番良いのだが・・

このまま一緒に居るとめちゃめちゃ厄介事に巻き込まれそうで怖い!!


「バルス神、ジェイド神、ドリス神、ドニアス神達はどうなったのでしょう?」


女神様?

今更それを聞きますか?




「えっとですね?

女神様の言う、この世界に干渉すると禁忌とやらの影響で神格が落とされて、しばらくの間力が封印されるって事ならばですよ?


一回目、俺の世界で女神様を襲った攻撃が1回、この攻撃で誰か1人の神様が暫くの間封印され

神域での攻撃は影響が出ないと考えるとですね

神域からこの世界に落ちて来る時に2回目の攻撃で、俺とアルテナの体が焼かれましたよね?

その後3回目俺達の周りを白く輝く無数の剣が取り巻いて攻撃してきましたから最低でも3回の攻撃で3人の神様達は一時的に力が封印されているはずです


そうなると、残り1人の神様がまだ行動出来る状態で神域に残っていると思われるのですが、アルテナはどう思います?」


「レイは思ったよりも頭が良いのですね」

「それって、何気に俺をデスってませんか?」

「いえ、そこまでの考えを巡らせる事が出来るものかと感心しているのです」

「本心でいって頂けていると、凄く嬉しいんですけど」

「本心ですよ?」


何で疑問形?

そう言って俺の顔を覗き込んでくる女神様

うをぉ~~


女神様顔が近いです!!

狙ってやってます?

俺、童貞なんですけど・・・


もう

『このまま襲って良いですか?良いですよね?良いと言って下さい!!』


イカン!


イカン!


女神様の可愛さについ、暴走してしまった!!

話を元に戻さねば!!


「それで女神様は神域に戻られるおつもりですか?」


「レイの考察通りならば、まだ誰か一人は神界に動ける神が残っていると思われます。もしかすると禁忌を無視できる神器を作っているかもしれません!!


そ・・・そうです!!

こんな蛮行を行えたのです!!

『確実に禁忌を無効に出来る神器』を作れているのに違いありません!!


このまま神界に帰れば私は、確実に殺されるでしょう。

なのでレイと一緒に連れて行ってもらえませんか?


私は神の禁忌により、この世界に対して何もする事が出来ません。

レイ

私の


『神の使徒』


になってはもらえないでしょうか?

私の『神の使徒』となる事で、殆どの魔法の知識とその魔法を使う事が出来るようになります

レイお願い・・します」


女神様からの鼻と鼻がくっつく距離で両手を合わせたまま、ウルウルした瞳で懇願


うをぉ~~


『女神様~~!!それ狙ってやってるでしょ!!頂いて良いですか?女神様もう食べちゃって良いですか~~??』


イカン!!


イカン!!


またまた暴走してしまった~~



「それは良いんですが、神界での女神様の今までのお仕事は大丈夫なのですか?」


そうなんだよ!!

女神様が俺とこの世界で同伴するって事は、神界の女神様の仕事が出来なくなるって事だろ?

それって大丈夫なのかって事だよ!!


「神界での女神としての仕事は神界のシステムが自動で行っていますから大丈夫ですよ!!

蟻の一匹の生まれてから死ぬまで一匹ごとに神が管理している訳ではありません。

とてもでは無いですが、そんな事は不可能です。

全ては神というシステムが自動で行っています。

私が行うのはイレギュラーな案件だけです。

それも、放っておけばシステムが自動でおこなってはくれますが、完全とはいかない為、天変地異が起こりやすくなる可能性はあります。


例えば地震とかが頻繁に起こるようになるかもしれませんが・・些細なことでしょう」


女神様、さらっと言っちゃったけど、結構ヤバい事言ってるような気がするんだけど・・・

『神の使徒』になれば


『殆どの魔法の知識とその魔法を使う事』が出来るって良いよな!!

知識は必要だもんな!!


女神様って禁忌の為にこの世界に自分で干渉出来ないから、実質俺が女神様のお世話するって事になるんだろうけど・・・


『ぐふっ』


最初にマッパでお着換えさせたけど!!

今後もイッパイ、オッパイ、エロエロな事が・・・


『もう鼻血が~~~~トピューって感じで、お兄さん耐えられません~~~』


イカン!!


イカン!!


またまた、エロい妄想に入ってしまってた!!



『魔法とか、この世界の知識が手に入るんなら、女神様の使徒になるのもやぶさかじゃない!!超~俺好みの美少女だし!!ぐふっ』





「俺一人じゃ寂しかったから、女神様と旅が出来んならそれも良いかな!!


俺、『女神様の使徒』になっても良いですよ!!」



下心満載ですが・・・許して下さい・・・



「よかった~、断られたら、私は路頭に迷う所でした・・・これからよろしくお願いしますね」


そう言って手を差し出してくる女神様


これって!!

『お付き合いしましょう』


って感じ?

うをぉ~~俺ドキドキしてきた~~!!


そんな心を隠しながら下心満載で


「これからよろしく女神様」


と女神様の手を取る俺であった。

仕方ないじゃん!!

思春期真っ盛りの男の子だもん!!


つづく・・・

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