第4話 4.粗末な物をお見せしてすみません

「お・・」


「お・・き・・・」



誰かが呼んで居る?


声が聞こえるけど・・


気持ち良く眠っているのに眠らせてくれよ!!


そんな俺の状態など無視した切羽詰まった悲痛な声が俺の耳に届く


「起きて!!」


その言葉と共に俺の体が大きく揺すられる

思わず俺が目を開けると俺を膝枕しながら、俺の体を揺すりながら



必死な形相で


「起きて!!」


と声を掛けてきている美少女?美女?の顔が俺の視界に入る。


「ガルルルルーー」

「ガルルルルーー」

「ガルルルルーー」

「ガルルルルーー」

「ガルルルルーー」

「ガルルルルーー」

「ガルルルルーー」

「ガルルルルーー」

「ガルルルルーー」


その瞬間周りから獣の威嚇の咆哮が聞こえてきてビックリして飛び起きた俺

周囲をみると数十匹の体長2メートル以上もある銀色の毛を纏った狼っぽい魔獣達に囲まれていた。

「一難去ってまた一難 ってか」

俺は悪態をつきながらも、色んなラノベで定番で出て来る武器を想像し


「魔法創造:シャイニングソード」


と唱えた。

あの忌々しい糞神の攻撃が頭の中に浮かんだ瞬間、俺はそう叫んでいたのだった。

糞神の攻撃魔法が浮かぶなんて皮肉なものだが、今は感謝だ!!


俺は瞬間


「シャイニングソード」


と大声で叫んで女神様を抱き締めた瞬間俺と女神様の周り一面を覆う光り輝く光輝く剣が出現し


「シュッー」

「シュッー」

「シュッー」

「シュッー」

「シュッー」

「シュッー」

「シュッー」

「シュッー」

「シュッー」

「シュッー」

・・・・・

っと俺達を取り囲んでいた体長2メートル以上も有る狼達に向かって一気に光り輝く剣が飛んで行った。


俺はそれを見届けることなく・・・

俺の意識は途切れた・・・



・・・・


・・・・


・・・・


・・・・


気持ち良い・・


頬を擽る心地よい風

そして俺の後頭部から感じる柔らかな感触


タダ・・


匂ってくるのは血の匂い?

恐る恐る目を開けると・・・


俺の視線の先には、女神様の美しい顔があった。



「女神様?女神様は大丈夫ですか?」


突然の事で敬語になってしまう俺

「だ・・大丈夫です。タダ・・神の攻撃で焼かれた体の痛みが・・・」


そう言って顔を背ける女神様・・


そう言えば俺達神の攻撃で体中焼かれてたんだ!!

次から次に攻撃がきていた為に気が付かなかった!!


いくら不老不死となった俺達でも体が怪我をすれば痛いものは痛い!!


俺は勢いよく立ち上がり

「女神様気が付かなくてすみません」


俺は即時に

「魔法創造:治療魔法!!」


そして

「エクストラヒール!!」


と唱えると俺達の体は光に包まれ焼け爛れた体の傷が癒えてゆき、元の綺麗な素肌に戻ってゆく。


「そんな女神様の姿を見て


「綺麗だ・・・」


と思わず呟いてしまった俺

女神様はそんな俺を一瞬見て


「あ・・ありがとうございます。凄く楽になりました。」


とは言ってくれたものの・・

顔を真っ赤に染めて、顔を背けてしまった!!


え?俺嫌われたの?

俺何かした?

思春期の男としては凄く落ち込むぞ!!


「何かあった?」


俺は勇気を振り絞って女神様に阻喪が無かったのか聞いてみると・・


「男の方の・・・その・・・大きくなった物を間近で見た事が無かったもので・・恥ずかしくなってしまいました。申し訳ありません」


そういって今度はマジマジと俺の方を見た女神様!!


そうアル一点を凝視して!!

俺が指摘した為に、俺が不快に思ったと思ったのだろう・・・

しっかりと凝視してくれている




『そう女神様の目の前で大きくそそり立った一物を』


俺はその時気づいてしまった!!


『神の攻撃で衣類は燃えてしまって全裸!!全裸だった~~~』


うをぉ~~俺は何て事をしてるんだ~~!!

これじゃ!!


『俺ってマンマ変態ジャン!!』

動言い訳しても確実に変態ですが・・・



俺は速攻


「粗末な物をお見せしてすみません」


って謝ったのだが・・・


「素晴らしい物を見せて頂いてありがとうございます。私ドキドキしています」


って顔を真っ赤に染めた女神様が俺のそそり立った一物を凝視しながら力説してきた?

え・・・


『俺って女神様の新しいドアを開いてしまった?』

ご興味あるならば、なんなら入れてみますか?って聞いて見たいが・・

イヤイヤ!!

それは確実セクハラだろ!!

この状況何とかしなければ!!

これは女神様の気が動転して変になってるからなんだ!!


『落ち着け!!』


『落ち着くんだ俺~~~!!』


そうだ!!

全裸だからいけないんだ!!

服を


服を着てもらおう!!


「魔法創造:衣服作成」


そう叫んだ後、服をイメージ!!


出来た衣服は・・・


真っ白のショーツとブラジャー

そして品川高校の ブラウスとチェックのミニスカート

そしてクリーム色のカーディガンにネクタイ

それにハイソックス

そしてスニーカー


オリハルコンの装備よりも強靭な防御力!!

そしてオートフィット機能付き!!

もう防具要らないんじゃね?

流石女神様に貰った『魔法創造』

半端ねぇ~~!!


出来た物を見て・・


『ヤッチマッタ~~』


思わず制服を作ってしまったぞ・・

仕方ない!!

今は肌を隠す事が重要だ!!


そう思い

「女神様服を・・服を着ましょう。そうすればきっと落ち着きます」


そそり立つ一物を女神様の顔に着くくらいの距離で、着替えの服を渡す姿は全く説得力のない姿だった。

だってしょうがないじゃん?

めちゃめちゃ俺の好きなタイプの女の子が俺の前に全裸を晒しているんだからさ

青春真っ盛りのエロエロ魔人の俺のあそこは、女神様のそんな姿に暴発寸前になっても仕方の無い事・・・


着替えを渡すと俺は自分の着る物も作成し、一気に着込んでゆく!!

『これで完璧!!何処から見ても変態じゃない!!』


そんな風に思っていた時も有りました・・

そんな俺に追い打ちをかけて来る女神様


「この服の着方が解りません。着せて頂けないでしょうか?」


ガーーーン!!

俺の理性が音を立てて崩れてゆく


『どんな罰ゲームだよ!!』


美少女の生着替えを手伝えと?



理性が・・


俺の理性が~~~


ボロボロの今にも崩れそうになりそうな俺の理性を総動員して、俺は人生初のマッパになった女子高生の生着替えを手伝ったのだった。


『素晴らしい物を見せて頂きました』


もう襲って良いですか?良いですよね?


俺を信じて疑わない美少女の信頼を崩す訳にはいかないのだ!!

俺はテッシュよりも薄い理性を総動員してマッパの女神様に下着と服を着せてゆくのだった。


出来上がった女子高生姿はもう最高~~!!

ミニスカートから覗く絶対領域半端ねぇ~~!!


俺の中の新しい扉が開いたかも・・


つづく・・・

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