まずは「住」から(4)

「ご主人様。少しお待ちください」


 爆竜の女性の一人がそう言うと、彼女を含めた二十人の爆竜の女性達が一斉に、阿蓮の前で自分達の前掛けを脱ぎ始めた。彼女達のほとんど裸の格好や実際の裸は何度も見ている阿蓮だが、こうして見せつけるように脱ぐ姿を見せられたら自然と興奮が高まっていく。


(これは中々の絶景だな)


「お待たせしました。次はご主人様の服を脱がせますね」


 阿蓮が裸になっていく爆竜の女性達を見て心の中で頷いていると、前掛けを脱いだ爆竜の女性達が彼の周りに集まって服を脱がせていく。複数の女性の手で優しく丁寧に服を脱がせて、時折素肌に乳房や尻を押し付けてくる爆竜の女性達の行為に、阿蓮の期待と興奮が更に高まる。


 爆竜の女性達も阿蓮の素肌を見て興奮していき、彼を脱がせ終わり裸にすると、頬を赤くした爆竜の女性が息を若干荒くしながら阿蓮に話しかける。


「そ、それでは……お湯に入る前にお身体を洗わせて、もらいますね……」


「ああ、頼む……んぉっ!?」


 爆竜の女性の言葉に頷く阿蓮だったが、次に爆竜の女性達がとった行動に思わず変な声が出てしまった。


「ん……ちゅっ。はぁ……」


「ぇろぉ……。ずりゅ……」


 二十人の爆竜の女性達は至近距離まで阿蓮の周りに集まると、彼の身体を自らの舌で舐め始めた。彼女達は自分達の身体が当たるのも気にせず、競い合うように主人の股間や尻といった下半身を重点的を舐めていき、阿蓮は全身から感じる快感に堪えながら爆竜の女性達に話しかける。


「随分と上手いじゃないか?」


「はい♩ 身体の舐め合いは私達にとって数少なくて重要な娯楽ですから。こうして身体を舐め合いって形を知ることで、誰がいつ子供を産むことになってもすぐ手伝うことができるのです」


(そんな意味があったのか)


「はぁ、はぁ……♩ ではそろそろお湯に入りましょうか」


 阿蓮は爆竜の女性達が夜にお互いの身体を舐め合う姿を何度か見たことがあるが、あの時は性欲の発散以外にまさかそのような意味があるとは思わなかった。そんなことを考えていると、阿蓮の身体と自分達の身体の全てを舐め終えた爆竜の女性達が、彼の手を取って温泉に誘う。


「さあ、ご主人様。こちらへどうぞ♩」


「ん? ああ……って、これは……」


「ご主人様は力を抜いて、私達に身体を預けてください」


「どうぞご主人様。よくご覧になってください。ここにいる全員、ご主人様が好きにしていいのですよ♩」


 湯船の真ん中に誘われた阿蓮は、まず三人の爆竜の女性達の豊かな乳房で背中を支えられ、そこから自分の乳房や尻を突き出して見せつけてくる他の爆竜の女性達に囲まれる。


(極楽とはまさにこのことだな。これは楽しめそうだ)


 爆竜の女性達の身体と温泉の温かさを五感の全てで感じている阿蓮は、これからどう彼女達と楽しむか考えて自然と笑みを浮かべるのだった。

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