だけど大切なのは貴方とあの日、出会えたことね

主人公が見たいものや体験していることを素直に表現されている。
展開が丁寧でありながら軽く書かれ、非常に読みやすく、淡々と物事が進む。
それでいてダルくならない。まさにラノベである。

本作は恋愛ものなので、出会い→深め合い→不安→トラブル→ライバル→別れ→結末の流れで進んでいくと思われる。
多田綾乃だったとわかるまでが深め合い、体育祭は不安に該当すると推察する。
あるいは、二十話以降から二人の仲が深まるのかもしれない。

比喩が可愛らしい。
比喩を用いて状況を説明や描写するのは、白河と一緒にいるときがほとんど。
つまり、いかに彼女が可愛らしく見えいるのかを表現しているのだ。
小学校の時の彼女と気づく前から、本音では彼女に夢中だったのだろう。

その他のおすすめレビュー

snowdropさんの他のおすすめレビュー564