第5話
彼の家でIDを何とか探し出し、小型飛行船のカードリーダーに差し込む。
中にあったのは生活必需品だけではなく1粒の錠剤と地球への航路に関するデータファイルだ。
やはり僕の勘は正しかった。
彼はこの星で生まれた人間ではない気がしていたんだ。
彼は歩くのが早かった。
根拠はそれだけだ。
この星の人間は皆膨大なつまらない時間を寿命まで過ごす。
彼は何かやることがあるような歩き方をしている気がしたんだ。
殺して正解だった。
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