第87話 戦力確認


教会を後にした俺は、色々と確認したい事があったので、アザゼルを矯正したいつかの草原へと向かう。


途中、屋台で色々と買い込んだ俺は人気の無い路地裏へと入ると「転移」のスキルを使って草原へと転移した。


草原に到着した俺はまず、自分のステータスを確認する。

今回の件で、女神フリージアが新しいスキルをくれたので確認をしとかないと後で大変なことになるからだ。



名前  相田圭太

種族  人間(超越者)

レベル 30

職業  料理人(代行者)


ステータス 測定不能


装備

コートオブゴッティス

ガイヤのシャツ

ガイヤのズボン

天空のシューズ



女神の揺り籠

(カーラの卵)



スキル

神眼

鑑定能力に加えて、千里眼、万里眼、予知眼、邪眼系などのあらゆる魔眼の能力を使う事が出来る。(但し、魔眼発動には魔力が必要で、その上、一度に発動出来るは1つの眼につき1種類まで) 

鑑定 全てのものを調べる事が出来る。【人、モンスター、植物など全て】


道具召喚 


包丁召喚 

ペティナイフから解体用ナイフまであらゆる包丁を召喚する。

魔力を込める事で込めた分だけ実体化の時間が延びる。

(自動洗浄機能、破損再生、紛失補償)


調理器具召喚

思い描いたあらゆる調理器具を召喚できる。

(自動洗浄、破損再生、紛失保証)


食器召喚

あらゆる食器を召喚する。

(自動洗浄、破損再生、紛失保証)



解体人【捌く者】

全てのものを切る事が出来る。

【有機物、無機物、霊など】

どんな物でも最適な解体が出来る。


貯蔵庫 【アイテムボックス】

あらゆる物を貯蔵出来る。生き物も可

容量無限、時間停止機能 自動選別機能


収集 【コレクター】

認識した物を手元に引き寄せる。

一度見たものを探し出す事が出来る。

自分が倒したモンスターを自動収集する。


温度管理、熟成管理 【管理人】

食材の温度を自由に変える事が出来る。

低温調理が出来る。

熟成させる事が出来る。



調味料精製

あらゆる調味料を作ることができる。

香辛料や料理酒も精製出来る。



神器生製

魔力を消費して神器を造る事が出来る。

生製する際に造りたい神器に関してイメージをする事が大切で、イメージが強くないと失敗する可能性がある。

生成した神器は一定時間で消える。


錬成魔法←NEW

物質を全く別の物質に変える事が出来る。


全魔法

この世界の全ての魔法を使う事が出来る。


神級魔法  

超級魔法を超える神級魔法を使うことが出来る。

属性: 火・水・風・土・氷・雷・闇・光・空間・重力 など



魔物蒐集β

倒したモンスターや魔族などを図鑑に蒐集して、好きな時に召喚することが出来る。

(ただし、召喚する時に魔力を消費する。召喚した魔物は一度死ぬと復活まで時間がかかるが、通常の3倍の魔力を消費する事で即時使用可能になる)


図鑑世界創造 ←NEW

図鑑内に思い描いた世界を創造する事が出来る。(中に入れるのは本人と図鑑から召喚されたモンスターと魔族のみ)

図鑑内では時が流れない。



従魔進化 

魔力を消費して、自信の従魔を進化させる事ができる。(但し、進化させる為にはある程度の信頼関係などが必要)


言語理解

全ての言葉と文字がわかる。

書くことも出来る。


世界地図

異世界シャングラの全ての地形が書いてある地図が頭に浮かぶ。

自動マッピング機能

現在地機能

目的地検索機能  など


女神からのギフト

女神の寵愛(歩合制)


解呪、解毒

あらゆる毒、呪いを消す事が出来る。


回復、再生

あらゆる怪我を癒やし、欠損を治す。


状態異常無効

あらゆるバフ、デバフを無効


転移

魔力を使い、一度行ったことのある場所に瞬時に移動する事が出来る。(但し、遠くなればなる程魔力を消費する)

自分以外を転移させる場合は、対象に触れているか魔力印を付ける必要がある。

対象にマーキングしていれば、どこに居ても転移する事が出来る。


自動結界

オート機能付きの結界であらゆる攻撃を防ぐ

(ドラゴンのブレスなら100発は耐えられる)

一度割られると、回復まで半日かかる。

任意で結界を他人に譲渡出来る。

(但し、3日で消失)


真 気配感知

自分の半径200メートル以内の生物の気配を感知し、さらに敵対意思などを察知する事ができるようになる。意識を集中する事で上空、地中100メートルを感知する事が出来る。

自分を中心にドーム型の感知結界を常時発動する。


(その他は、女神の気分しだい)


称号

女神達の料理番 異世界の料理人  超越者

無敵の料理人 モンスターの支配者

モンスターの厄災 魔族の殺戮者

魔族の支配者  




「ふむふむ……成程、中々強くなったけどやっぱりカーラを助けるにはヴェルダン帝国の教会に行くしかないみたいだな……」



全体的に強化されたスキルだったが、残念ながらカーラを卵の状態から孵化させる術がなかったので少しガッカリした俺は、続けて「蒐集図鑑」を取り出すと後ろの方のページを開いていき


「来い、『アザゼル』『メフィスト』!!」


俺は魔力を流しながら名前を呼ぶ。

すると目の前に執事服を着た黒髪と三白眼が特徴のイケメンアザゼルとピエロの服とメイクをした魔族、メフィストが現れた。


【お呼びでしょうか至高の御方様】


アザゼルは片膝をつきながら首を垂れる。

それに対してメフィストは混乱しているのか周りをキョロキョロと見ながら


《ん〜ん?!ここ〜は一体ど〜こなんだぁ〜??きさ〜まはたし〜か小生のじゃ〜まをした人族?!》


俺に気づいたメフィストは直ぐに臨戦体制を取ろうとするがその瞬間、隣にいたアザゼルがメフィストの頭を掴みながら地面に叩きつける


《ぐげ〜!!?》


【貴様メフィスト!!至高の御方様に向かって一体何をしようとしたのだ!!事と次第によっては、今ここで貴様のその首を叩き切ってやるぞ!!】


と、鬼の形相で睨みながら怒気を孕んだ声で告げる。するとメフィストは混乱しながら


《えっ?至高の御方??は??って、おま〜えはまさ〜かアザゼルか?!どうしてここにいるんだ?おまえは死んだはずで〜わ?!》


と質問するが、アザゼルはメフィストに対して


【五月蝿いぞクマムシが!!貴様の様なゴミカスが口を開く事さえ烏滸がましいぞ!!貴様は黙って至高の御方様のお言葉を聞いていればいいのだ!分かったか?!】


と言ってメフィストに命令する。

メフィストも対抗しようとするが、余りにも実力差がある為、大人しくしたがっている。


ちなみに二体のステータスはと言うとこんな感じだ。




名前  アザゼル

種族  半魔神

レベル 81

役職  忠臣 (狂信者)

     

ステータス

攻撃 10500

防御 8700

魔力 14500

魔防 12600

速さ 9680


スキル

滅闇魔法 闇魔法 誘惑魔法 魔力操作 

神闘法 魔闘法 眷属化 眷属支配 変身 催眠 記憶操作 固有結界 鑑定 拡張幻界

など


称号

忠臣 相田圭太の従魔 狂信者 執事 

魔族殺し 妖精殺し モンスターの殺戮者

超越種 誘惑者 竜殺し 龍殺し 天災

殺戮者 など



名前  メフィスト

種族  魔族

レベル 71

役職  魔伯爵

     

ステータス

攻撃 6000

防御 6250

魔力 12090

魔防 7500

速さ 6100


スキル

幻術魔法 奇術魔法 透明化 短距離転移 

空間魔法 変身 分裂 など


称号

魔伯爵 奇術師 怠惰の配下

相田圭太の従魔



ステータスの確認をした俺は、まずメフィストから色々と情報を得る事を優先した。


「それじゃあメフィスト、まずはお前がどうやって受肉したのか教えて貰おうか」


俺が質問するとメフィストは


《ん〜ん!貴様の様な人族に教える事などな〜い!!》


と言って反抗的な態度をとってきた。


(このヤロー!さっきまで大人しかったくせに急に態度が変わりやがった!)


俺の事を見下してるのか、プライドが高いのかは知らないが、こう言う奴は言って聞かせるよりも一度シメた方がいいと知っている俺はアザゼルの方を見ながら


「それじゃあアザゼル、悪いんだけどコイツの矯正をお願い出来るかな?」


と言うと、アザゼルは涙を流しながら大声で


【おーおー!!お任せくださいませ至高の御方様!!我が必ずこのクマムシを完璧に矯正致しましょう!!】


《やめるのだアザゼル!!やめろー!やめろー!》


【しばしのお待ちを……】


と言ってアザゼルは暴れるメフィストの首を掴むと、図鑑の新能力である別空間へと連れて行った。



アザゼルの矯正が終わるまでの間、俺は女神フリージアから貰った光る玉を調べてみる事にした。



名前 ???

レア度 神話級ゴッズ

能力

???

解放条件

真なる龍に選ばれし者にのみその姿を表す。


「………なんだこれ?全く意味が分からん!?」


解放条件しか分からなかったので、俺は光る玉をアイテムボックスへと戻し、そのままアザゼル達が戻ってくるのを待つ。


その間に女神達へ俺はプリンとモンブランもどきを送ると、ちょうどアザゼルとメフィストが別空間から出て来たのだった。

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