-o-o- 37
「ったく……」
怒り収まらぬ
撃沈した
「
衝撃で吹っ飛んだ眼鏡を拾って渡そうとするも、なんとか仰向けになれた光太先輩に、それを受け取れる力は、もう、無かった――
「
――なにこの茶番。
「っっっー! みんなしてメガネメガネメガネって、なんなのよもー!」
正論で
キレイな黒髪が
自我を持ったかのように
うねうねと
その姿、まるで
「
僕は
見逃さなかった
間髪入れず
玉邑さんの後ろで
メガネサークルの垂れ幕を
指差していたのを。
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