-o-o- 36
「お礼を言われる筋合いもないわよ! 勘違いしないで!」
やっとこ絞り出した返事は、やはりどことなくトゲトゲしくて。
「べ、別にイチギョーのために言ったわけじゃないんだから」
「は、ははは」
イチギョーがすっかり定着している。
「ぷっ、ぷぷっ、
ちょいと聞いておくれよ皆さん。
小悪党の下っ端みたいなジェスチャーで
静かに息を吐く玉邑さん。
あれ?
玉邑さんの体を
覆う
あれは一体――
「ツン ドラァーーっ!」
光太先輩が喋り出すのと
玉邑さんの裏拳がキレイに入るのとが重なって
途中から絶叫になった言葉に
「先輩、それは
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます