第6章 海底神殿

第153話 ウォータースライダー

第153話 ウォータースライダー

**********

ジャンヌ:騎士団長

フィスト:近衛兵長

サリー:魔法使い

マリン:海の冒険者

ブラド:吸血鬼の姫

ローズ:貴族令嬢

キャッツ:トレジャーハンター

マリア:シスター

リーフ:エルフ

**********



9人は息を合わせて、うろの中に飛び込みました。

水しぶきとともに、滑り落ちていきます。


フィスト「いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」


リーフ「こ、こわいよおぉぉぉぉぉぉぉ!!!!」


9人が滑り落ちる道の傾斜は幸いなことに緩やかでしたが、右に左に曲がりくねっていました。


ブラド「めっちゃ回るぅぅぅぅぅぅぅ!!!!」


マリン「めっちゃ濡れるぅぅぅぅぅぅぅ!!!!」


ローズ「あはははははははははははは!!!!」


マリア「相変わらずにぎやかねぇ」


ジャンヌ「みんなー!大丈夫ー?」


サリー「…………」


キャッツ「サリー、怖くないの?すごいねー」


サリー「えっ?う、うん、そ、そうね(………………楽しい)」


ローズ「ねえ、これって世界樹の幹の中を滑ってるんだよね?」


ジャンヌ「そういうことになるわね」


フィスト「いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」


サリー「この滑る道が、海底までつながってるってことなのかな?」


マリア「それなら楽よね。滑ってるだけで着くなら一番いいわー」


ブラド「い、いつまで続くんよぉぉぉぉぉぉぉ!!!!」


10分後、9人の滑走は終わりました。


リーフ「お、終わり?」


フィスト「めっちゃ長かった……」


マリア「終わったみたいだけど、ここは?」


9人が同時に辺りを見渡します。

9人が着いたのはとても不思議な空間でした。

足元は細かい砂地になっており、大きな石がぽつぽつとあります。


ジャンヌ「ここ、海底?空気もあるのに」


サリー「見て、木の根が空間を作ってる。そっか、この木の根が空気を蓄えてるのね」


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る