第150話 みっつめ
第150話 みっつめ
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ジャンヌ:騎士団長
フィスト:近衛兵長
サリー:魔法使い
マリン:海の冒険者
ブラド:吸血鬼の姫
ローズ:貴族令嬢
キャッツ:トレジャーハンター
マリア:シスター
リーフ:エルフ
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マリアの言葉に呼応するように、地に落ちた瞳の輝きが変わりました。
宝珠のように、透き通った光を放っています。
ジャンヌ「これって……」
リーフ「え、これ、もしかして、オーブ?」
マリン「……そうみたいね」
キャッツ「そうか……この地に伝えられていたオーブが、代々のヌシに瞳として受け継がれてきてたのね」
サリー「それじゃ、この、グリーンオーブ?受け取るのは、マリアだよね」
ブラド「マリアしかおらんよね」
マリア「わ、わかった」
マリアが地に落ちたオーブに触れると、オーブは幾筋もの光となって、マリアが首から下げているキューブの中に吸い込まれていきました。
キャッツ「終わったみたいね」
ローズ「でもさ、この地の、足りない心ってなんだったんだろう」
マリア「きっと、過去にすがらない心ね」
フィスト「えっと、ドワーフの里では『外の世界に目を向ける心』、空中都市では『他者を敬う心』だったね」
リーフ「世界をひとつにするための心が、少しずつ集まってるんだね」
ジャンヌ「そうみたいね。んじゃ、次の目的地、調べてみよっか」
ジャンヌの言葉に応えるように、ジャンヌが首から下げているキューブから、魔法の地図が飛び出しました。
ブラド「次はどんなとこかなー?」
マリン「しばらく森はかんべんしてほしいわ」
サリー「キャンプ長かったもんねー」
ジャンヌ「みんな、いい?やるよ」
ジャンヌがキューブを地図にかざしました。
キューブが光を指したのは大森林の近くの沿岸、というより、海でした。
ジャンヌ「……海ね」
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