第140話 マリアの考え

第140話 マリアの考え

**********

ジャンヌ:騎士団長

フィスト:近衛兵長

サリー:魔法使い

マリン:海の冒険者

ブラド:吸血鬼の姫

ローズ:貴族令嬢

キャッツ:トレジャーハンター

マリア:シスター

リーフ:エルフ

**********



マリン「それじゃあさ、やっぱり私らが物申すしかないわけじゃん」


ローズ「そうだよね。よそ者だからちょうどいいし」


サリー「でも……それで動かなかったら、どうしよう」


リーフ「……わかんないけど!やるしかないよ!」


フィスト「お、リーフがやる気出してる」


ブラド「偉いわねぇ……モグモグ」


マリア「無理だったときは、そのときはもう、しょうがない」


キャッツ「ん?なんか考え、あるの?」


マリア「うん……ま、最後の手段だけどね」


マリアが話した「森を守るための最後の手段」を聞いて、8人とミイは驚きました。


ジャンヌ「……マジ?」


マリア「マジよ。だってしょうがないじゃない」


ブラド「まぁ、よそ者の私たちだからできることかもね」


サリー「森の動物たちは、いいのかな?それ」


マリア「どう?ミイ。止めたい?」


ミイ『……みんなはわかんないけど、ぼくは、とめない』


マリア「止めたかったらいつでも止めてね。無理やりなんかしないから」


マリン「それにしても……意外すぎる過激案ね」


ジャンヌ「まぁでも、これしかない気がするけどね。森を守るためには」


キャッツ「よし、じゃあ方針も決まったところで、そろそろ片付けて寝よっか」


マリン「あ、私洗い物するよ」


サリー「私も行く!足元、魔法で照らせるから」


ジャンヌ「それじゃ、片付け4人、寝る準備5人でわかれよっか」


「「「「はーい!」」」


森の静かな夜に包まれ、9人はぐっすりと眠りました。

翌朝、9人は再び、世界樹にいるヌシの前に立っていました。


ジャンヌ「ちょっといいかしら、ヌシさん」


ヌシ『どうした?オーブとやらはみつかったか?』


ジャンヌ「いいえ、それはもう少し時間がかかりそう」


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る