第138話 作戦会議

第138話 作戦会議

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ジャンヌ:騎士団長

フィスト:近衛兵長

サリー:魔法使い

マリン:海の冒険者

ブラド:吸血鬼の姫

ローズ:貴族令嬢

キャッツ:トレジャーハンター

マリア:シスター

リーフ:エルフ

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マリン「ヌシにそのまま伝えればいいじゃん。『みんなあんたみたいに悠長に構えてないのよ』って」


マリア「んー……」


マリン「え?なに?だめ?」


マリア「なんかさ、そう言ったら『そのような大局が見えていない者の声などに振り回されていて森のヌシが務まるか』とか言ってきそうじゃない?」


リーフ「あ!言いそう!」


キャッツ「ま、それか……モグモグ……『誰だそんなことを言ってるやつらは!?教えろ!』とかよね」


サリー「それも言いそう……」


ローズ「えー、それは困る」


ジャンヌ「言えるわけないわよね、森の動物たちは、私たちのこと信じて話してくれたんだもん」


ブラド「ほんまよね。あ、おかえり、ミイ」


ミイ『え?……う、うん……た、ただいま』


いつの間にか白蛇の子どもは、9人が囲む食卓の近くにいました。

辺りはかなり薄暗くなっています。


フィスト「どうだった?友達できた?」


ミイ『わ、わかんないよ、そんなの』


ジャンヌ「暗くなったら、動くのもだいぶ楽みたいね」


サリー「ブラドの使い魔くんたちと友達になれるんじゃない?」


マリア「そうね!いいかも」


ブラド「あ、呼んでこようか?さっきまであっちの茂みで屍肉あさってたけど」


ミイ『い、いや……いい』


マリン「あ、じゃあさ、一緒に作戦会議に参加してよ。あんたの親父さんを説得するのになんかいい方法ないかな?」


ジャンヌ「そうね、実の息子から教えてもらえたら助かるわ」


ミイ『え、でもぼく、うまれてすぐすてられたし……』


キャッツ「生まれてすぐかー、あんた結構苦労してんのね」


フィスト「でもよく生きてこられたね。赤ん坊だったんでしょ?」


ミイ『う、うん……かあさんが、ぼくのようすをみてくれてたんだ。ごはんもってきてくれたり』

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