第137話 キャンプだホイ
第137話 キャンプだホイ
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ジャンヌ:騎士団長
フィスト:近衛兵長
サリー:魔法使い
マリン:海の冒険者
ブラド:吸血鬼の姫
ローズ:貴族令嬢
キャッツ:トレジャーハンター
マリア:シスター
リーフ:エルフ
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こうして9人は森の中のキャンプを始めました。
マリアとキャッツとリーフが料理を担当しています。
キャッツがフットワーク軽く食材を集め、リーフが食べられるものを選り分け、マリアが食材の特徴に合わせて調理します。
15分も経つとテーブルの上は料理でいっぱいになりました。
ブラド「いやーたのもしいなー」
ジャンヌ「ほんとにね!こんな森の中で、こんなにちゃんとした料理を食べるなんて、思ってもみなかったわ」
ローズ「すごいねほんとー!いい匂い!」
マリア「山菜のソテー、キノコのリゾット、オムレツ、デザートにフルーツ……こんなんでいい?」
フィスト「いやすごすぎ」
マリン「お米は持ってきてたの?」
サリー「うん、術で小さくしてたの。でもそれ以外は全部この森のものだよ」
マリア「キャッツがいろんなもの採ってきてくれたのよ」
キャッツ「鳥も無精卵をわけてくれたりしたからね、助かったわ」
リーフ「森もすごいけど、マリアほんとすごい」
マリア「ま、それはいいから!早く食べよ」
「「「「いただきまーす!」」」」
キャッツ「おいし!」
マリア「味薄くない?」
リーフ「ぜんぜん!バッチグー!」
マリン「あんたほんといくつなのよ」
サリー「ごめんジャンヌ、お醤油取って」
ジャンヌ「はい、どうぞ」
ローズ「あ、私もあとでほしい」
フィスト「んでさ、聞き込みはどんな感じだった?」
マリア「いろいろ聞けたわ。この森、ほんとに大きくて、いろんな生き物がいるから、結構大変みたい。病気が流行ったり、落雷とかで山火事になると結構広がっちゃったり」
サリー「そうなんだ……」
ブラド「今回の灰皮病は、相当危ないみたいよ。こんなにいろんな木にうつる病気はなかったみたいだから、みんな不安がってたわ。ほんとにこのままで大丈夫なのかな?って」
キャッツ「あ、そっちも?」
ジャンヌ「てことはキャッツもか。こっちもよ」
ローズ「みんな一緒だよねー」
マリン「ま、それなら話は早いわ」
リーフ「そうなの?」
マリン「そうよ、だってそのままヌシ伝えればいいじゃん。『みんなあんたみたいに悠長に構えてないのよ』って」
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