第136話 聞き込み

第136話 聞き込み

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ジャンヌ:騎士団長

フィスト:近衛兵長

サリー:魔法使い

マリン:海の冒険者

ブラド:吸血鬼の姫

ローズ:貴族令嬢

キャッツ:トレジャーハンター

マリア:シスター

リーフ:エルフ

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10体の使い魔が魔法陣から出そろったので、9人はめいめいに使い魔と一緒に、行動を始めました。


聞き込みを担当したのはジャンヌ、マリン、ブラド、ローズ、キャッツでした。

マリアとリーフとフィストは集合場所でキャンプの設営を始めていました

サリーはその横で大きな石に腰かけています。


サリーはみんなから

「動物との会話術をかけっぱなしでしょ?疲れるだろうから休んでて」

と言われました。


リーフは自分から

「明るいうちに寝る場所の準備をした方がいいわ。慣れてるし、私でよければ、そっちに回るけど」

と言って、みんなから頼まれました。


マリアはみんなから

「リーフひとりじゃ大変だろうから、マリアも手伝ってくれる?」

と言われました。


フィストは自分から

「マリアとリーフだけじゃ大変だろうから、私もやるよ!」

と言いました。

みんなから「動物苦手なだけじゃん」と言われました。


聞き込みを担当した5人は、集合場所からできるだけ離れないように、動きました。


鳥、鹿、猪、モグラなど、いろいろな動物から話を聞くことができました。

多くの動物がみずから姿を現してくれていたので、さほど時間はかかマリンせんでした。


ひとり、またひとりと、集合場所に戻ってきて、1時間ほどで全員が集まりました。


サリー「みんな、お疲れさま。どうだった?」


キャッツ「いやぁー!疲れましたなぁー!」


マリア「はい、みんな、冷たいお水どうぞ 」


ブラド「ありがと!……っぷはぁ~、たまらんな!」


ローズ「おじさん(笑)」


マリン「結構楽しかったねー!」


ジャンヌ「いろんなもので遊んでたよね、マリンは」


ブラド「でもわかるよー、森の中なんて珍しいものだらけやもんねー」


リーフ「みんなが聞き込みしてくれてたから、いい感じに設営できたよ!」


9人のテントは、少し開けた場所に張ることができました。

テントの前には焚き火兼調理台、大小の椅子、テーブル、食器が揃っていて、広めのリビングダイニングが完成していました。

そして近くの木にはハンモックもついています。


ブラド「おぉー!なんか『どうぶつの森』みたい!」


リーフ「え?森だけど?動物もいるよ?」


フィスト「そういうことじゃないけど、まぁ何とかなってよかったよ!」


ジャンヌ「結果的にうまく分かれることができたんだね」


マリア「ええ、でも暗くなる前にご飯は済ませたいね。暗くなると、焚き火があっても手元が見にくくなるから」


キャッツ「それじゃあ、聞き込みの結果はご飯のあとにしよっか」


こうして9人は森の中のキャンプを始めました。


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