第129話

第129話 ヌシへ会いに

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ジャンヌ:騎士団長

フィスト:近衛兵長

サリー:魔法使い

マリン:海の冒険者

ブラド:吸血鬼の姫

ローズ:貴族令嬢

キャッツ:トレジャーハンター

マリア:シスター

リーフ:エルフ

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ミイ『ぼくのとうさんは、このだいしんりんのヌシなんだ』


白い蛇の言葉に、9人は目を見合わせました。


キャッツ「……どうする?」


ブラド「どうするって、決まってるやん」


ブラド「たしかに」


ミイ『え?』


サリー「みんな、おんなじこと考えてるの?」


マリア「たぶんそうねー」


マリン「これって私たちがラッキーなの?それとも、キューブの導き?」


ミイ『どういうことだよ!?』


リーフ「えっとね、すごーく、都合がいいなーって」


ミイ『は?なんだよそれ……つごうが、いいって』


ジャンヌ「あのね、私たち、今世界中を旅してるの。このキューブに導かれて。で、ここは3番目の場所なのよ」


ローズ「それぞれの国で、問題を解決すると、オーブをもらえるのよ」


サリー「そういうパターンになっちゃったよね」


リオ「だからね、相手がヌシだと、オーブの場所とか、今の森の問題とか、そういうのまとめて聞くのに都合いいじゃん?」


マリア「あなたのことも、誤解を解くには私たちが説明しないとね」


ミイ『……だからそれはいみないって!かわらないんだよ!』


フィスト「じゃあ、今から行こっか」


ミイ『きけよ!』


マリン「(ギュム)うっさいわねあんた、踏むわよ」


ミイ『いたい!ふんでる!はなせぇ!』


ブラド「あんたの親の居場所吐いたら離してくれるで」


キャッツ「ほら、早く吐いた方がいいわよ」


サリー「いや、吐かせなくても術でわかるんだってば」


ジャンヌ「みんなずいぶん蛇に慣れてきたねー」


ローズ「なんかかわいいもんね、ミイ君」


ミイ『わかった!いう!いうから!はなせ!』


マリン「わかりゃいいのよ」


リーフ「ちょ、ちょっと、やりすぎじゃ」


マリア「違うの、あのね、マリンなりに元気づけてるのよ。この子、ひとりだって言ってたでしょ?お友達になろうとしてるんじゃないかな」


ミイ『……いらないよ!そんなの!ほら、いくぞ!こっちだよ!』

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