第127話

第127話 アルビノの蛇

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ジャンヌ:騎士団長

フィスト:近衛兵長

サリー:魔法使い

マリン:海の冒険者

ブラド:吸血鬼の姫

ローズ:貴族令嬢

キャッツ:トレジャーハンター

マリア:シスター

リーフ:エルフ

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マリン「アルビノって、生まれつきメラニンを作れない体なんだっけ?だから、体が真っ白になるんだよね?」


ローズ「うん……私も詳しくは知らないけど、遺伝子の突然変異とか、だったかな」


サリーが再び、白い蛇に杖を当て目を閉じます。


サリー「動かないでね、ミイ君…………ほんとだ…………ローズの言うとおり……皮膚に黒い色素がないの」


ブラド「てことはこの子がろくに動けないのって」


マリア「日差しに弱いからなのね」


ミイ『……どういう、こと?ぼくのからだがしろいのは、のろいじゃないの?』


ジャンヌ「うん。違うみたいよ。私もよくはわからないけどね」


ミイ『ほ、ほんと?ほんとに?』


リーフ「サリーはすごい魔法使いなのよ。間違いないわ」


サリー「いや、すごくないって……」


マリン「十分すごいよー。で、治せたりするの?魔法で」


サリー「ご、ごめんなさい。さすがにそれは無理……」


キャッツ「そりゃそうよね。遺伝子いじくる魔法なんか使えたら怖いわ」


ブラド「でもさー、てことは日差しにさえ気を付けたらええってこと?」


フィスト「ブラドと一緒じゃん」


ローズ「ほんとだね」


ミイ『ほ、ほんと?』


ブラド「ほんまやでー。使い魔にしたろか?」


ミイ『つかいま?』


マリン「そ。この子、吸血鬼のお姫様よ」


キャッツ「ついでだからさ、みんなで自己紹介しよっか」


キャッツの提案から、全員が短く自己紹介しました。


ジャンヌ「こっちはみんな終わったね。じゃ、きみは?」


ミイ『ぼ、ぼく?ぼくは、ミイ。このへんに、ひとりでいるへびだよ』


マリア「ひとりなの?ご両親は?」


フィスト「蛇ってご両親と一緒にいるのん?」


マリン「知らないわよ(笑)」


ミイ『……』


リーフ「……捨てられたのね」

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