第122話

第122話 間違い探し

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ジャンヌ:騎士団長

フィスト:近衛兵長

サリー:魔法使い

マリン:海の冒険者

ブラド:吸血鬼の姫

ローズ:貴族令嬢

キャッツ:トレジャーハンター

マリア:シスター

リーフ:エルフ

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サリー「…………うん、スミクヌギで間違いないみたい」


ローズ「……そ、そうなんだ」


キャッツ「ローズの記憶違いじゃないなら、図鑑に載ってない亜種とか?」


ローズ「そっか、そういう可能性もあるよね」


ブラド「そうなん?真っ黒な幹の木の亜種が、真っ白な幹してるん?」


フィスト「そして常緑樹の亜種が落葉樹、ってことになっちゃうよね」


マリア「あんまりないよねぇ、そんなこと」


リーフ「うん、森でも聞いたことない。仲間の木って、大体似るから」


キャッツ「あたしパス~、こういうの苦手~」


ジャンヌ「ローズの記憶にも、サリーの術にも間違いがないんなら、間違ってるのはこの木のほうでしょ」


フィスト「そんなムチャな(笑)」


ジャンヌ「ムチャでもそういう前提から始めてみよう」


マリア「そうね。そうしましょう」


リーフ「木が間違ってるって、なんかおもしろいね!」


ブラド「面白いのはいいけどさ、どうやって考えたらええんやろ?」


サリー「間違ってるって、正しくないってことだよね?」


キャッツ「正しくない……正常じゃない……異常」


9人が同時に目を見合わせ、声を上げました。


「「「「病気!!!」」」」


キャッツ「木の病気!リーフ!何か知らない!?」


リーフ「え、えっと……」


ローズ「幹が白くなってるなら……灰皮病かも」


フィスト「カイヒビョウ?」

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