第5章 大森林
第117話
第117話 自由落下
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ジャンヌ:騎士団長
フィスト:近衛兵長
サリー:魔法使い
マリン:海の冒険者
ブラド:吸血鬼の姫
ローズ:貴族令嬢
キャッツ:トレジャーハンター
マリア:シスター
リーフ:エルフ
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「「「「いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」」」」
落ちていく9人のうち、リーフ、フィスト、ブラド、マリンが大声をあげています。
ジャンヌ「!?あれが世界樹ね」
ローズ「おっきいねー!」
マリア「でも、そのぶん、意外に早く着いちゃうかもね」
リーフ「いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
サリー「えっと、どれくらいでパラシュート開けばいいんだろう?」
ジャンヌ「そっか、こういうのって、早すぎても遅すぎてもダメよね」
キャッツ「えーっと、ちょっと待ってね、あの木の上にとまってる鳥を目印にすると……まだしばらく先ね」
フィスト「いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
ローズ「キャッツすごいね!さすが!落ち慣れてるの?」
キャッツ「ま、まぁね……遺跡なんかじゃ、わりとあるわよ」
ブラド「いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
マリア「でも、冒険慣れしてるマリンまでこうなってると、ちょっと不安ねぇ」
マリン「いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
リーフ「いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!……待ってみんな!」
ジャンヌ「な、なに!?」
ローズ「急に(笑)」
リーフ「なにか……聞こえる……叫び声……やめて!って」
サリー「え!?……あ、確かに、気が乱れてる……場所は……木の上?」
リーフ「うん!下から!鳥たちが……叫んでる!」
目をつぶって絶叫している3人以外が、眼下の森に目を向けました。
鳥たちが飛んでいますが、その様は、混乱しているようにバラバラで、余裕がなさそうに見えます。
ジャンヌ「リーフ!サリー!ごめんね、説明は後でいいけど、どうしたらいい?」
リーフ「えっと……どうしよう……木の上には降りられないから……」
ローズ「みんなで手をつないで、サリーの浮遊石でゆっくり降りられないかな?みんなのリュックについてるっていう、使い捨ての浮遊石の欠片も、発動するときに連動させれば……やり方わかんないけど(笑)」
サリー「!?すごい!それ!できるよ!」
ジャンヌ「さすが、頼りになるわね、ローズ」
ローズ「えへへ」
ジャンヌ「じゃ、私とキャッツはみんなをまとめるわよ」
キャッツ「オッケー」
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