第118話
第118話 着地
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ジャンヌ:騎士団長
フィスト:近衛兵長
サリー:魔法使い
マリン:海の冒険者
ブラド:吸血鬼の姫
ローズ:貴族令嬢
キャッツ:トレジャーハンター
マリア:シスター
リーフ:エルフ
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ジャンヌ「じゃ、私とキャッツはみんなをまとめるわよ」
キャッツ「オッケー」
みんなで協力し合って、9人は落ちながらも手を繋ぎ、円になりました。
マコ「サリー!これでいいの?」
サリー「う、うん!これで術は発動できるよ」
ブラド「いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
リーフ「木を傷つけずに、降りられる?」
サリー「え?」
サリーは下を見ます。
森の鳥たちが、何かを訴えかけるように、大きな鳴き声を上げながら、飛び回っています。
マリア「そっか、リーフには鳥の言ってることがわかるのね。『森を傷つけないで!』って」
リーフ「うん……」
ブラド「いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
ジャンヌ「うっさいわね!高いところが苦手なリーフも頑張ってんのよ!静かにしなさい!」
マリン「……ぅ、ぅぅぅぅ」
ローズ「9人全員を、木を傷つけずに運ぶのなんて、難しそう……」
サリー「う、うん……この落下の勢いを殺すだけでも、かなりの力を使っちゃいそうだし」
マリン「だったら、パラシュート使ったらどう?せっかくもらったんだから……」
ジャンヌ「そうだね!そうしよう」
キャッツ「じゃあ、3人だけ、パラシュートを開くようにして。こんなに密集してるのにみんなで開いたら、絡まっちゃって逆にうまく開かないかもしれないから」
ジャンヌ「さすがねキャッツ!じゃあ私とキャッツとローズで開こう。サリーは術に、リーフは鳥たちの声に集中して!」
怖がっている3人も含め、全員で目を合わせ、うなずきました。
キャッツ「今よ!開いて!」
キャッツの合図で3つのパラシュートが開きました。
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