第4章 空中都市

第96話

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第96話 着弾

ジャンヌ:騎士団長

フィスト:近衛兵長

サリー:魔法使い

マリン:海の冒険者

ブラド:吸血鬼の姫

ローズ:貴族令嬢

キャッツ:トレジャーハンター

マリア:シスター

リーフ:エルフ

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砲弾が青い空を飛んでいきます。

砲弾の中は賑やかでした。


フィスト「いやぁぁぁぁぁぁぁぁーーー!!!」


リーフ「なにこれぇぇぇぇぇぇぇぇーーー!!!」


ローズ「あはははははは!(笑)」


サリー「ローズすごいね……平気なんだ……」


ジャンヌ「サ、サリーもね……」


ブラド「ダ、ダメ……きもちわる……」


マリア「やだ大変!キャッツ!この袋、ブラドに渡して!」


キャッツ「オッケー」


マリン「すっごい勢いだね、重力が、すごくかかってる」


ローズ「着くまでどれくらいかなー?」


マリア「ハングライダーとはスピードが違うからね……2、3分ってところかしら?」


フィスト「長いわよぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!」


キャッツ「いやぁ、こういうフィストを見る機会もなかなかないから、もうちょっとじっくり見たいわねー」


ジャンヌ「ねぇサリー、ほんとに浮遊石の結晶、使わないの?」


サリー「うん、ドワーフのおじさんたちが準備してくれたんだもん。余計なこと、しない方がいいと思う」


マリン「そりゃそうね」


リーフ「?ねぇねぇ、さっきより、勢い落ちてない?」


フィスト「なんであんたもう平気なのよぉぉぉぉぉーーー!!!」


マリア「た、たしかにそうかも。体にかかる力が、さっきより弱くなってるね」


ブラド「そ……そうなの?……もう着く?」


マリア「かもしれないよー。がんばって」


サリー「すごいね……地図見たときは、空に浮かぶ城になんて、どうやって行くのか、見当もつかなかったのに……」


マリン「ほんとね、しかもほとんどピンポイントで、砲弾を乗っけるように撃つなんて……ほんとすごいのね、ドワーフって」


直後、9人を衝撃が襲いました。

中からはわかりませんでしたが、9人を乗せた砲弾は空中都市の中央、鳥人族の長の城を直撃していたのです。

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