第5話ゴブリン狩り
何度か討伐依頼をギルドで受けて、ある張り紙に気が付いた。
【町から離れた家買いませんか?激安販売!!】
気になったのではがして、窓口に持って行く。
「それね、3年前になるかな有名な冒険者の老後の家だったけど、死んでしまい家族も居ないので売り出したの、町から離れているから誰も買わないみたい」
「激安ていくら」
「1000000ギーよ、土地付きで広いから安いと思うわ」
「その家を見てみたい」
「買う気になった。今暇だから私が案内するわ」
そこは町から離れた上流の川の近くで、少しボロいが住めない程でもなかった。
使える土地も広くて、家の中まで日がさして明るい。
ただ問題なのが、魔物が襲ってくる恐れがある事。
前の冒険者は上級冒険者だった為、魔物を寄せ付けないオーラーがあった。
少し悩んだが・・・
「この家、買うよ」
「本当!ならギルドに戻り手続きをしましょ」
買うことが決まると、紙に書かれた書類が渡されおしまい。
1000000ギーをサニーが持って行ってしまった。
早速あの家に行き、色々なことをしよう。
痛んだ壁板をはがし、異世界通販で買った板で修復。
【DIY作業用・工具セット・道具セット・精密ツール・修理ツールのホームセット】13723円。
沢山道具が入った物を買い。
【炎 細工のみ 10本組】21290円。
【替刃式・
【替刃式両刃・
色々な物を買った。
【購入金額が100万円越えました。異世界情報を観覧出来ます】と表示。
1番下に又も小さく説明文が追加され読んでみた。
(検索横の星印を触ると、情報モードにかわり検索で異世界情報を観覧出来ます)
その異世界情報で【壁 作り方】を検索。
鉄筋コンクリートでの作り方から鉄柱と金網で囲うフェンスタイプなど色々あった。
簡単な【鉄柱と金網で囲うフェンスタイプ】を選ぶと囲う距離や高さを選べと表示。
それを選ぶと金額が表示さたので【注文を確定する】とボックスが点滅。
出して見ると山積みの資材と説明文があった。
土台の穴を掘れと書かれていて、穴の大きさや深さまで指定され、次の土台の距離も指定されていた。
「仕方ない掘って行くか?」
資材の中からスコップを取って、掘って行く。
掘った穴にコンクリートの土台を置いてゆくと、その土台に鉄柱を立てる。
土台にはネジが4ヶ所も出ていて、ナットで締め付けるらしい。
それを全てやると、金網の設置で1つ1つボルトで固定してゆく。
金網の門も有って中々な物だ。
今日はこれぐらいにして、家に入ると異世界通販から食べ物を取り出す。
食べながらこのベッドも固いな、ボックスからマットレスを取り出した。
宿屋のベットも固かったので買って使用していた物。
4層構造の極厚15cmで高反発・高弾性・低反発・凸凹面で出来ている。
横になるとすぐに寝てしまう。
マウンテンバイクを走らせてゴブリンの森に向かっている。
今回の依頼はゴブリンの
この依頼は俺の冒険者としてBランクに上げる試験にも成っている。
「あ!ゴブリンが荷馬車を襲っている」
リアル〇ールドを取り出すと、一気にがぶ飲みして元気モードにする。
コンパンドボウと矢入れを取り出すと、すぐに構えて狙いを定めて射る。
棍棒で殴りつける前に頭に命中。
すぐに矢をセットして射る。矢をセットして射ると気付かれた様だ。
5体のゴブリンが怒り顔で向かってくるが、俺の矢の餌食になって倒した。
そのゴブリンの右耳をナイフで切って麻袋に入れて、胸を切り開いて魔石を取り出し換算する。
ゴブリンは初めての戦いだったので、期待したが6万円の価値しかなかった。
それにこのゴブリンは体を洗っていないので、変な臭いが漂い我慢できない。
タオルを取り出し鼻と口を塞いで作業を再開。
ようやく最後のゴブリンの回収が終了。
突然、肩を突っつかれ振向くと、白い髭を生やしたおじいさんが頭を下げていた。
何か言っているようだが聞こえない。
あ!タオルで耳も塞いでいた。タオルを外すと聞こえ出した。
「・・・ごがいました。本当に助かりました」
「今からゴブリンの集落を襲うのですが、詳しい場所は知りませんか?」
「お一人で行かれるのですか?」
「Bランクの試験なので大丈夫ですよ」
「Bランクですか?それでしたらあの山の下に大きな池があります。そこに住み着いたと聞いてます」
おじいさんと別れ、マウンテンバイクであの山へ走り出す。
途中でゴブリンを見つけては、コンパンドボウで仕留めた。
ようやく見えたゴブリンの集落。
枝を寄せ集めて作った家だが、雨が降ればびしょ濡れになる程の家だ。
それが寄せ集まった集落。
風は無風。リアル〇ールドを3缶も飲み尽くす。
カーボン矢は100本も用意している。
構えて狙いを定めて射る。300メートルの先のゴブリンの頭に命中。
何度も何度も射る。騒ぎ出すゴブリンにお構いなく射る。
84本のカーボン矢が使われ外すこともなく殲滅。
丘からマウンテンバイクで駆け下りると集落にたどり着くと、警戒しながら回収作業をする。
狩りから戻るゴブリンがいるかもしれない。
油断さえしなければこの試験はクリア出来るだろう。
回収が終わると、死体をボロ家に放り込み家に火つける。
ガソリンをまいたのでよく燃え上がり、火が高さ2メートルに達していた。
辺りが暗くなるまで丘で待ったが、ゴブリンは来ない。
周りには赤外線センサーが取り付けられているのでスイッチを入れる。
そしてここで一夜を明かす。朝になってもゴブリンが居なければ終了。
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