告白


川島さんへの好意を自覚してから毎日がドキドキする 告白いつするべきなのだろうか

考えた末に夏休み終わりにすることにした

それまでに自分を磨こう

色々なことに挑戦した

夏休み終わりがやってきた

「川島さん好きです俺と付き合ってください」

「ごめんなさい私なんかじゃ木村君に釣り合わないと思う私なんかよりもっといい人いると思うよ」

告白は振られた悲しいでも今は言わなきゃいけないことがある

「これからも関わってくれる?」

「うん」

良かったこれを機に関係がなくなるのが最悪のケースだから

でも私なんかじゃ釣り合わないてのはどういうことだろう?自分が川島さんに釣り合ってないて方が納得いく

「じゃあ料理作るね」

「うん」

特に気まずくなることなく過ごした

告白断れたからて距離をおかないといけない理由は無い

友人としてしばらく過ごした

平日一緒にショッピングセンターに来ていた

「あれ川島?」

「あっ」

川島さんの顔が青ざめる

「なんであなたがここに」

怯えた声で川島さんが聞く

「修学旅行で来たんだよねぇなんで怖がってるの?中学の時私遊んであげたよね?」


川島さんが怖がってるのでこの場は一旦離れることにした

「行こう川島さん」

手を取ってダッシュで振り切った

「あの人は誰?」

「中学で私をいじめた主犯です 木村君には話さなきゃですね告白を断った理由はこれが関係してます」

今にも泣き出しそうな顔だった

「自慢じゃないですけど私人より容姿優れているじゃないですか。だからいじめの対象になりました そこからは酷かったです暴力は当たり前虫食べさせられたり机に花瓶置いてあったり教科書破り捨てられたり色々されました。教育委員会に報告したんですけどいじめてる人の親に教育委員会いたせいで1週間の停学しかなりませんでした。いじめにあってる間は自分に自信なんて完全に持てなくなりました 自分なんてなんの価値もないと思い始めるようになりました。告白断った理由は価値のない自分に木村さんは素敵すぎて釣り合いが取れないと思ったからです。  親は知らない土地で新しく楽しい学園生活を送れるよう地元の知り合いがいない木下を勧めてくれました 私なんて容姿しか価値のない人間なんですよ」

壊れてしまいそうで悲しそうな顔に自分は思わず抱きついた。

「川島さんは価値ある人間だよ性格は優しくて笑顔が素敵で自分の料理を美味しく食べてくれる価値のない人間は君をいじめた人達だ」

「そうですか?」  

「川島さんは男女問わず好かれているし何より俺をここまで惚れさせた人間だよ魅力しかないもう一度言う君が心の底から好きだ結婚したいくらい好きだだから自信持って」

「こんな私でも自信持っていいんですか?」

「当然だよ」

「私のこと好きでいてくれますか?」

「ああ」

「木村君いえ和人君付き合ってください」

「こちらこそよろしくお願いします」

「一生離しませんよ」




「これが絵里との馴れ初め今じゃすっかり自信の塊みたいになってるけどね もう昔のこと絵里はどうでも良くなるくらい今幸せみたい」

「なるほど いい話だったよ でもいじめのこと勝手に話して怒られるんじゃない?」

「いや信頼出来る人に馴れ初めとか聞かれたら言っていいて言われてる 彰人大事なのは今自分が一番何をしたいかだよ もう一度告白しないでいると後藤さん他の男に取れるかもしれない それでも後悔しないなら行動しなくてもいいでも違うだろ?」

その言葉は心に刺さった

「他の男には取れたくない」

「じゃあやるべきことは一つじゃないか?」

「告白するのはまだ出来ないがなんで逃げたのか聞いてみたいと思う そうすれば一歩進める気がする」

「頑張れ誠、彰人応援している」

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