夏祭り


料理を一緒に食べる日々が続いた6月になりテストが控えており川島さんと一緒に勉強していた

「よくこれで木下入れましたね」

「そこまで言わなくても」

「しっかり勉強しましょう分からないとこは私が教えます」

「はい」

勉強してるうちに川島さんが相当頭いいことが分かった  

「川島さん相当頭いいね」

「これでも学年1位ですから」

「え?でも新入生挨拶川島さんじゃなかったよね」

木下は新入生挨拶は入試1位がやる決まりがある

「目立つの嫌なので他の方にやってもらいました」 

悲しそうな顔をしながら言う

触れるべきじゃなかった

「川島今日何食べたい?好きなの作るよ」

悲しそうな顔は見たくないので、川島さんの好物を作ることにした。

「本当ですかじゃあ豚カツをお願いします」

「分かった」

「ありがとうございます」

晩御飯になり豚カツを食べる

「サクサクしてて凄い美味しいです」

「ありがとう」




テストは赤点無く無事に終われた

「川島さんありがとう これで夏休み補習ないから精一杯遊べそう」

「補習なくても勉強しなきゃダメですよ」

終業式が終わり夏休みに入った

母からメッセージが来た

気になる女の子出来た? もうすぐ夏祭りだからあんた用の着物と女の子の着物送るね

というメッセージだ

気になる女の子か 川島さんが仲良くしてるし友人として好きだでもこの母が言っている意味はそういうのではないだろう

「はぁ余計なことを」

「どうしたんですか?」

「母が女性用の着物こっちに送ったんだて 」

「木村君が着るんですか」

「違う彼女とかに着せろてこと でもいないから使わないかな」

「じゃあ私着ていいですか ちょうど夏祭り着物レンタルしようと思っていたところなので」

「使わないから好きに使って川島さんは誰と行く予定?」

「綾香と行くの決まってます」

「自分は彰人とかな」

「仲いいですもんね」

翌日着物が届いた

「素敵な着物ですね」

「ああやっぱり母はセンスいいな」

彰人からメッセージ来た



夏祭りに来ていた

「彰人お前クジ引きすぎ どうせ祭りのクジは当たらない」

「だって欲しいものあったから」

「当たる確率考えろよ」

「次は食べ物買うか」

「何買う?」

「たこ焼きは欠かせないな」

「じゃあ買いに行くか」

しばらく彰人と食べ歩きをした

「あれ後藤さんと川島さんじゃない?」

2人とも着物姿だ

「あれ牧之原くんと木村君だ二人とも着物姿似合ってるね」

「後藤さん達の着物姿も可愛いよ」

「ありがとう」

「良かったら一緒に周らない?」

「いいねさっきナンパうるさいから男の人欲しいと思ってたところだし」

「2人とも可愛いからね」

「何する?花火まで少し時間あるけど」

「射的とか金魚すくいで勝負しよう」

後藤さんが提案する

「いいね和人、川島さんもそれでいいか?」

「私も賛成ですただ罰ゲームとかあるならやりませんけど」

「自分もいいよ」

射的は彰人が圧倒的な上手さを見せた 金魚すくいは川島さんが店潰すレベルの上手さで金魚をすくい店側からストップをかけられた

「喉乾いたね自分後藤さんと飲み物買ってくる和人と川島さんは飲み物何がいい?」

「私麦茶で」

「俺炭酸で」

彰人が囁いてくる



「和人しばらく後藤さんと二人きりになりたい」

「分かった」

2人は飲み物買いに行った

「木村君黒の着物似合っててかっこいいです」

「川島さんも青の着物清楚で似合ってるよ」

花火が打ち上がった

「綺麗ですね 今の生活すごく楽しいです これも世間知らずの私に色々助けてくれる木村君のおかげです」

花火が後ろにあって雰囲気がいい

川島さんの言葉に知らない感情が湧き出した。

なんか川島さんを見るとドキドキする

この感情はなんだ?

花火が上がってるなか満面の笑みで笑う川島さんはとても綺麗だった。

「綺麗だね」

「はいとても綺麗です」

川島さんに綺麗と言ったのだが花火の景色だと思われてしまった

花火が終わる頃に彰人達が戻って来た


「今日は楽しかったまた遊ぼう」

「またこの4人で何かしたいね」




翌日彰人に夏祭りで湧き出した感情が何か相談しに行った

「それは恋だね川島さんのことが好きなんだよ」

「恋なのか?今までしたことないから分かんない」

「恋だよ付き合いたいとか手繋ぎたいとか思わないか?」

「したい」

「ならすぐやらなくてもいいが告白するべきだな 川島さん可愛いから人気凄いからなもうすでに告白された回数は2桁いってるとか」

「それはヤバいな」

「まあ焦って告白は絶対しちゃダメきちんと関係築いてからだな」

彰人には川島さんが一緒に晩御飯食べていることは伝えてない 今まで近い距離で関わって来たから関係性は築いているはずだ 

もういってもいいのか?いや焦るなて言ってたよな落ち着け自分

「ありがとう彰人」

「これくらいなんてことないよ」

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