後藤さんの家

土曜日の朝起きてから落ち着かない

今日は後藤さんの家に行く日だ  

どんな格好で行くか悩む

「恵こっちとそっちの服どっちがいいと思う?」

「カジュアル系のこっちの服がいいと思う」  

「ありがとう」  

 

恵は小学1年生とは思えないほどファッションに詳しい 女子のファッションはもちろん男子のファッションにも詳しい


 

手土産は近くで美味しいと評判のパン屋さんに置いてあるマフィンを持っていくことにした  

「じゃあ恵、後藤さん家行ってくるけど本当に一緒に行かなくていいのか?」 

「前回は二人の間に入ったから今回は我慢するよ」 

「恵は小さいからまだそんな気使わなくてもいいのに」 

「いいの私が今回は二人の邪魔したくないのだからお家デート楽しんでおいで」  

恵の頭を撫でる

「ありがとう楽しんでくるよ」

 


後藤さんの家の前に着いてインターホンを押す 

「牧之原君今扉開けるね」     

鍵が開く音が聞こえ扉が開く

「いらっしゃい牧之原君今日はゆっくりしていってね」

「お邪魔します」

玄関に入ると勢いよく柴犬が向かってきた

「後藤さん家て柴犬飼ってたんだ」

「そうだよ男の子で名前はレオていうの人懐っこいから後で遊んでくれると嬉しいな」 

レオの頭を撫でる

「今日はお昼食べていってね」     

「いいの?」

「うん この間はお昼ご馳走になったからそのお返し」         

「ありがとう」  

「じゃあ私の部屋に案内するね」

後藤さんの部屋!?自分が入ってもいいのか!?   

「うん」 

 


「ここが私の部屋だよ入って」

2階に上がり少し進むと後藤さんの部屋があった 

「お邪魔します」       

後藤さんの部屋は全体的にきれいな青があちこちに見れた。   

カーテン、絨毯、椅子は青色だった。  

「後藤さん青色好きだよね」

「うん理由はうまく言葉に表せないけど好きなんだ 何する?ゲームくらいしかないけど」 

「じゃあゲームかな何ある?」

「色々あるけど牧之原君の家でははパーティーゲームしたから今回はレースゲームにしない?」

「いいね」 

やることになったレースゲームは家でやったパーティーゲームのキャラのシリーズで、アイテムがあり運要素もあり初心者から楽しめる。  

「牧之原君このゲームはどれくらいやったことある」

「ショートカット覚えてる位かな」

「私と同じだねいい勝負になりそう」

後藤さんと自分以外はCPUの状態だ   

後藤さんと自分の実力はほぼ同じで勝負は拮抗していた 

何ゲームもやって勝負は4勝4敗ラストゲーム勝負は1位を取った方が勝ちの状態だ

「次で最後だね負けないよ」  

「後藤さんには悪いけど勝つのは俺だ」 

ラストゲームは後藤さんが自分より前を進んでる。ラスト周回最後にアイテムが取れる場所に後藤さんが行った  

「ラッキー 防御アイテム2個だこれで私の勝利は万全かな」 

自分もアイテムが取れる場所に来た

ここで勝つにはあのアイテムを引くしかない

「来た!このアイテムなら勝てる」

自分が引いたアイテムは絶対に当たる攻撃アイテム3つのセット。  

これを防ぐには防御アイテムが3つ必要だ

「牧之原君その引きはズルくない!?」

攻撃アイテムを使い後藤さんを一時的に動かなくする

その間に後藤さんをゴールし勝った

「いい勝負だったね」

「うう..悔しいあの場面負けはあの攻撃アイテムしか無かったのに…」

後藤さんが時計を見る  

「もうそろそろお昼だね私の家族と一緒に食べることになるけど大丈夫」 

「うん」  

「じゃあリビング行こうか私は料理作ってるから牧之原君はその間レオと遊んでくれる?」

「分かった」

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