第20話 重力の孤島 箱庭

「セイ? おはよう」


「リアナ、おはよう なんだけど、、、その、、、さ?」


「ん?」ちゅっ♪


「ぅ うん わかったよ」




~=ご想像にお任せします♪=~




箱庭に一時退避することが出来た僕とリアナは睡眠不足を解消し、飢餓感を癒し、精神的に疲弊した状況を改善した。


リアナには本当にお世話になったのでここのところはリアナにされるがままだ。僕も抵抗する理由はないしとても嬉しいし、好きなことをさせてあげることでリアナが幸福に感じてくれるなら僕もとても幸せに感じる。


誰も不幸にならないのだから問題ないはずだ。うん、問題ない。ないったらない!


あの重力の環境については今はまだ進めていない。長いこと精神的に追い詰められていたこともありそれらが完全に改善されるまではゆっくりと療養しようということになった。リアナの箱庭内ではこれまでの旅の成果により何一つ不自由することがないので傷が癒えるまでゆっくりしようと思う。


具体的なことを考えるのはその後でもいいだろう。




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一週間ほど療養生活をしたことで体調は万全となった。


今は丁度昼食を食べ終わった頃。僕もリアナも体調は元に戻り精神的にも十分に癒えた。ここからは現状の問題となっていることについて話し合おうしているところだ。


「紅茶、いる?」


「あ、うん ありがとう」


食後の紅茶を受け取り、一口飲み落ち着く。紅茶に合う甘めのクッキーも出してくれたのでそれらもいただきながら現状を整理する話し合いが始まった。


箱庭に退避するまでの過酷な時間の中で知ることが出来たことは簡単にまとめると次のことだ。


・超重力の環境下であること。

・ありえない濃度の魔素量により環境が形成されていること。

・超重力の環境下で問題なく動ける生物が存在すること。

・体験した重力はまだ弱い方である可能性があること。


超重力の環境下であることは体験した通りだ。レベルカンストまで鍛え上げたステータスを持ってしても抗うことの出来ない超重力の環境。まずはこの環境下で自由に動けるようにならなければ攻略も何も始まらない。


魔素量についてはリアナの実体験からだ。召喚魔法のエキスパートであるリアナが構築する魔法陣はとても精巧に作られておりそう易々と干渉することは出来ない。しかし、この環境下ではリアナが構築した魔法陣であってもただの魔素の濁流に流され魔法陣が崩壊することになった。そんな環境下ではリアナよりも実力も才能も劣る僕の召喚魔法は発動することはないだろう。


リアナが『箱庭』を発動できたのは箱庭に繋がる空間魔法を十重、何十重と複雑な魔法陣でコーティングすることで無理矢理発動まで漕ぎつけたのだそうだ。ダミーの不必要な魔法陣が崩壊を続ける中、必要な魔法陣が崩壊するまでに魔法を発動し箱庭へと退避することが出来た。


この魔法を発動するだけでリアナの総魔力量の実に三割を消費することになる。箱庭への行き帰りだけで六割以上の魔力を消費することになる。これでは満足に戦闘をすることが出来ない。何か対策か改善方法が必要となる。


そして、僕たちでは何もさせてもらえない環境下で普通に生息している生物が存在していること。


今の僕たちでは身動きが出来ない為まともな戦闘にもならない。それに一度殴られただけだが僕が認識できない速度であの環境下を移動していた存在だ。さらに、僕が殴り飛ばされたその後もリアナに全く存在していることを感知させないステルス性。自身よりも圧倒的な存在が奇襲をかけてくるとか何の冗談だろうか?


最後にリアナが頑張ってくれている間に少ないながら調べた情報を照らし合わせてもあの重力はまだ序盤である可能性が非常に高い。リアナとも何度も話し合い同じ結論になったので楽観視することは出来ないだろう。


「こう、並べてみて思うが本当に過酷な環境だな」


「ん、過酷過ぎる」


「・・・でも、今の僕たちにとって『死地』ってこのことだよな」


「それは・・・そう 『死地』を求めていた答えとしては最適」


そう、旅の目的である『死地』はまさに今のような理不尽な環境のことを指すのだ。


「そういえばさ 転移させられる前に名前を呼んでたけど知り合い?」


「ん、エリアス 私のレベルを上げてくれた英霊」


リアナから詳しく聞くに初対面の時に話してくれた繰り返しの時の中で初めの十年の間一緒にいた人とのこと。英霊召喚で呼び出された存在であり、今のリアナが出来上がる切っ掛けとなったレベル上げをしてくれた英霊。


英霊エリアス・エリクシール。大陸を渡り歩き、何度調べてもその名前以外にわかる情報はなかった存在。


「エリアス・エリクシール・・・ エリクシールってことはもう一人の人物がライム・エリクシール?」


姉妹の様に似通った容姿をしていたもう一人の人物を思い浮かべる。


「それはわからない もう一人は初めて会った」


「まぁ、だよな あんな一瞬じゃ何も確認することが出来なかったしなぁ~」


「ん でも、可能性は高い 他人のような関係でなかったことは確か」


「んー 今考えても仕方がないか」


確かめようがないことを今話し合っても詮無いことだ。敵対的ではなかった、これが分かっているだけでもまだましだろう。


「さて、問題を一つずつ解決していこう」


「ん! まずは一歩から」


僕は凡人だ。天才的な頭脳も天武の才能も持ち合わせていない。進む道の途中で壁にぶち当たったら地道に一つずつ、少しずつ反復し解決していく他ないのだ。


僕がすることはセントヴェンでの出来事とそう変わらない。魔力操作にはまだ向上の余地が残っていたのだ。それが分かれば出来るようになるまで繰り返すのみである。


「僕は魔力操作を続けようと思う あの環境下で自由に動けるようになるには僕にとってこれしか方法がない」


「ん、私もそう思う」


「リアナはどうする?」


「私は別の方法を試したい 一つ思いついたことがあるからそれを練習したい」


もう他の方法を思いついてるのか・・・。本当にリアナは優秀だ。


「すごいなリアナは・・・ わかった、僕を箱庭の外に出すことだけ頼んでもいい?」


「ん 回収はどうする?」


何日か連続で修行したいと考えている。でも、身動きが出来ない中では飲み食いは出来ないし前回と同じように襲撃がないとは限らないだろう。そう考えると何度か休憩することも考えて・・・。


「一週間後でお願い」


「ん、りょ」


カランコロン


「ん? そうだね ビーちゃんには付き添ってもらおうかな?」


カランコロン~♪


ビーちゃんが『俺を忘れるな!』的な感じで主張してたので一緒に来てもらうことにする。出発前に口に銜えていれば身動きが出来なかったとしてもビーちゃんを補給できそうだ。これなら酷い飢餓感を味わなずに済むだろう。


少し冷めた紅茶を飲み干し席を立った。身支度を整え、体調を改めて確認し玄関の外へと出る。


箱庭内の時間は外の時間とリンクしている。今は昼を過ぎた頃、再現された太陽が中天を越え少し傾いた角度に存在した。


家を出て少しの芝生の上でうつ伏せになる。ビーちゃんをしっかりと銜え、魔力がスムーズに通うことを確認する。


口が塞がっているため念話でリアナへと話す。


(リアナ お願い)


「いくよ」


フッと体が一瞬軽くなり、次の瞬間には体が圧し潰され激痛が走り始めた。


「うっ グッ」


体が潰されないように『クリーン』を繰り返し発動する。同時に身体の強化率を上げようと魔力が漏れ出ない範囲で魔力操作を繰り返す。


(さてさて これは長い戦いになりそうだな)


僕はうつ伏せの体勢のまま『クリーン』と魔力操作を繰り返す。


少しでも魔力が漏れ出れば殺される可能性を理解していながらこの修行方法を選択した。リアナの箱庭で修行する選択肢もあったがそれではいつまで経っても上達しない予感がしていた。極限の状況下でなければ限界を超えることは出来ないと漠然と思ったのだ。現に今まで散々生活魔法を使ってきたが冒険者としての六年間で上達したとは思えなかった。


自らをギリギリの状況に追い込み、今の自身では到達できないその先へ向けて修行する。


(死地の中でしか理解することの出来ない極地 お膳立てされた状況だがここで体験できるということなのだろう)


エリアスの言を思い出しながら状況を打開するために繰り返し繰り返し同じ事を繰り返す。




~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~




セイを送り出ししっかりと契約のパスが繋がっていることを確認しながら私も行動を開始する。


私は体内で完結させる繊細な魔力操作による身体強化以外にもう一つの解決方法を思いついていた。


それは英霊としての特性。実体を持たない霊体化という特性。


英霊は本来実体を持たない。過去の英雄の幽霊、英雄の霊魂、英霊とは過去の偉大な英雄の死者だ。


この世界においてある特定の条件を満たすことで世界に英霊として情報が記録される。以後、その情報群から特定の条件が成立することで現世へと召喚されることになる。


簡単に言うと守護霊だ。英雄の霊である為、本来の肉体は持たず霊体として活動することが出来る。元の肉体はないが一時的に実体化することが出来るのでアンデットやゴーストの魔物などとはまた違うのだが・・・。


私の場合はちょっと特殊だ。私は私を英霊として召喚した。その為、本来の生前の肉体をもつことになった。常に実体をもつ特殊な英霊となっている。


では、霊体化は出来ないのか?ということだが・・・今まで必要でなかったでの試していない。


私が解決方法として思いついたのは霊体化すること。実体を持たなければ物質に干渉する重力に囚われることはないと考えた。一つの解決方法としてはいい線を言っているように思う。


それに霊体化出来れば、セイ一人でしか入れない場所でも憑いて行くことが出来る。今まで以上にセイの側に寄り添うことが出来る。


なぜ今までこんな大事なことを思いつきもしなかったのかと悔いながら、私アドリアナは霊体化の修行を始めた。




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セイとリアナの修行は難航する。


二人のステータスは地上で発揮できる上限に達している。加えて、迷宮攻略による報酬もほぼ全て獲得しているためこれ以上身体能力を上乗せする手段が少ない。


ステータスの数値のみを参照するのであれば二人に比肩する生物は全くと言っていいほどいないといって正しい。二人以上のステータスを持っている者は例外中の例外的な存在しかいない。


そんな二人だがこの環境下では何もさせてもらえない。


高濃度の魔力渦巻く環境。常人であれば意識を保つことさえ許されず、何が起こったのかも理解できずに死ぬことになる環境だ。


最高峰のステータスを持っている二人だからこそ重力に囚われ身動きが取れないだけで済んでいるのだ。




セイとリアナは修行を繰り返す。




セイは超重力の環境下で自由に動ける体を獲得しようと魔力操作を繰り返す。


修行の初めはピクリと痙攣するほどしか動かすことが出来なかった。少しずつ少しずつ自身が扱うことの出来る魔力を把握していき身体の強化率を上げていく。


時間を忘れ、一度の修行時間を延ばしていく。一週間から二週間、三週間、一ヶ月、二ヶ月、半年、一年とリアナの回収までのスパンを延ばしていく。


時間を忘れ魔力操作を行う内にうつ伏せだった体勢は肘を付き、膝を付き、四つん這いになり、座禅を組めるようになった。立つことまで出来るようになったが立とうとした時全身が泡立つ殺気を感じた為座禅の体勢で自由に動けるまで魔力操作の練度を上げ続けている。




リアナも実体を持たない霊体化の修行を繰り返す。


英霊の知識は英霊となった時に全て理解している。どの様な存在なのか、英霊としての力の使い方、霊体化とはどういうものか理解はしている。


しかし、生前の肉体を持つリアナには簡単に霊体化することが出来なかった。


実体を一時的とはいえ失うのだ。肉体を失い霊体化することは幽体離脱のようでそれとはまったく違う。どちらかといえば転移のプロセスに近い。肉体を一度分解し別の場所で再構築する転移方法に近い。しかし、転移の様に一瞬の出来事ではなく、肉体を持たない状態で活動できるようにならなくてはならない。さらに霊体のままでなく肉体に戻ることが出来なければならない。


箱庭に本体を置いておくという方法もないわけではないが、それは英霊としての霊体化とは別の現象である為見送った。


霊体化。それも肉体と霊体を自由に行き来できるようになる修行はリアナの想定よりも難航した。


余りにも進歩がない為、一度に全身を変化させるのではなく部分的に霊体化出来ないかとアプローチを変える。


まずは指先から徐々に徐々に霊体化の範囲を広げていく。指先、人差し指、片手、両手、両足、両腕両足、部分的に進めていた霊体化はある時を境にリアナは感覚をものにした。


そこからは早く、英霊としての知識も合わさり霊体化を実現させる。




リアナは霊体化することに成功したがそれだけでは過酷な環境下を自由に活動できなかった。


霊体は肉体に変わる魔力の塊だ。箱庭から出た時、奇襲を受けることになる。リアナも予想はしていたので奇襲自体は問題ない。敵の姿も確認できたしすぐに箱庭に退避したので大きな被害は受けなかった。


問題は予想以上に受けたダメージだ。敵の攻撃は物理攻撃と予想していたので攻撃がすり抜けると考えていたのだが、予想に反し霊体の七割を損失することになる。危うく死にかけセイに心配を掛けさせてしまったことが精神的大ダメージとなった。


原因は敵の攻撃方法と高濃度の魔力環境。


確認した敵は岩の塊のような生物。球体関節などなく自然に壊れた大小様々な岩石を繋ぎ合わせたような岩の巨人。見た目から五感があるようには見えず、弱点も確認することは出来なかった。


岩の巨人の攻撃方法はシンプルな岩の拳による攻撃。歪な見た目とは裏腹に堂の入った俊敏な動作で振るわれる正拳突き。


純物理の攻撃にも関わらず、その拳に込められた魔力量は尋常ではない。岩の巨人はセイの魔力操作の極致を行っていたのだろう。魔力に漏れはなく、完璧に操作した魔力は身体の強化倍率が狂うだけでなく魔力による物理攻撃という意味不明な現象を起こしていた。


要するに魔力に殴られたことで霊体の七割を損失したのだ。


加えて、高濃度の魔力環境では霊体を維持することが非常に困難だった。


例え襲撃がなかったとしても霊体の維持が保てず撤退するしかなかっただろう。


重力からは脱け出せたが新たな問題が発生しリアナはセイと同じ修行をすることに方針を変えざる負えなかった。




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セイとリアナは魔力操作を洗練させる。


両者ともに『クリーン』を使わなくても身体が潰れる心配はない。強化率も少しずづではあるが上がっており戦闘は無理そうだが歩く程度であれば問題ないだろう。


成長していることは確かなのだが・・・。


「このままだと探索できるのはいつになるのやら」


僕は箱庭の自宅へと戻り休憩をしている。


「はい、お茶」


「うん、ありがとう」


リアナからお茶を受け取り少し飲んでソファーへと沈み込んだ。


「なにか他を考える?」


「他かぁ~」


何があるだろう?魔力操作による身体強化以外に自信を強化する方法は・・・『ヒール』か?でも、これまでの修行で『ヒール』の身体強化は魔力操作の強化と大きく変わらないことがわかった。同時に使うことで強化率は大きく上昇するが、『ヒール』ではどちらかというと魔力を纏っているようなものなので敵に感知されてしまうだろう。


それに、ここの敵に対応できる『ヒール』の強化率まで上げ続けていては魔力の消費量が馬鹿にならない。ここの敵が一匹な訳がないし連戦となればガス欠で重力にも殺されることになるだろう。


「僕が自信を強化できる魔法は『ヒール』ぐらいだ 『ウォーム』『クール』で速さや防御力を上げることは出来るけどどっちも『ヒール』と同じで魔力が無くなれば使えないからなぁ」


「他の強化方法? ・・・私を使う?」


「リアナを使う??」


「ん 私がセイと同化?憑依?してセイの能力を上げる」


詳しく聞くにリアナが霊体化しその状態で僕に憑依することで身体強化を向上させようという作戦だ。


僕とリアナの契約はとても強固だ。その繋がりを利用して僕を内側から強化する。僕とリアナで同時に魔力操作による身体強化を行えば単純にそれだけで強化率が二倍になるのでは?という考えだ。


今、思いついたことであり穴だらけだろう作戦な訳だがもし成功すればあの環境下で自由に動けるかもしれない。


「とりあえず、やってみるか!」


「ん! 失敗しても良し」


早速、挑戦する。リアナが霊体化し僕と重なる様に溶け込む。


違和感は・・・ない?


(リアナ? 大丈夫?)


(ん、大丈夫 温かい)


念話による会話に問題なし。


リアナは大丈夫そう。リアナのいうように体の内側が仄かに温かい。


(拒絶反応とか何もないね)


(当たり前 私がセイを拒絶するはずがない)


んー、そこは関係あるか分からないけど僕もリアナを拒絶する理由はないからね。


(よし なら、このまま身体強化をしてみよう)


(ん、わかった 初めはセイから)


そうだよね、いきなり同時とか危険かもしれないし一人ずつ試してみよう。


完璧に操作できる魔力量ギリギリで身体能力を強化する。体温が上昇し拳を握り込むと格段に筋力が上昇していることを自覚する。


(どう? 大丈夫そう?)


(ぅ ぅん 問題なし)


(リアナ?)


(問題なし)


(あ、はい)


少し辛そうな声が聞こえたけど問題ないならそういうことにする。


(次は私 セイはそのまま維持してて)


そういうと体の内側がとても熱くなる。苦しさや痛みなどは全くないけど・・・なんだろ?全能感?熱い幸福なものに包まれているような何というかとても幸せに感じるみたいな?


(ぅ、どう?)


(うん、僕も問題なし 強化は確実に上がってる)


軽く動いてみるが五感も合わせて全体的に上昇しているようで反応速度も身体能力も格段に上がっている。


型を一通り試し、軽く汗を流したころにリアナとの憑依状態を解除した。


「すごいね! これならあの岩の巨人とも戦うことが出来るかも・・・ ってリアナ? 大丈夫?」


元に戻ったリアナはすごく息が上がっている。心配になって頬に手を触れてみたがとても熱い。


「ッ 大丈夫 まだ慣れないだけ」


「ほんと? すごい熱いけど体調を崩したりとかは・・・」


「ん、大丈夫 風邪じゃない 少し休めば楽になる」


「わかった 水持ってくるね?」


「ん」


リアナはソファーに座ったので僕は冷えた飲み水を取りにリビングを後にする。








「やばい あれはヤバイ セイがセイしてセイしてる 幸せ過ぎていろいろヤバイ」


リアナは一人先ほどまでの感覚を思い出しつつも息を落ち着けようと何度も深呼吸をする。






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