第364話 カモフラージュ ②

 最初の結婚はカモフラージュ。


 本命の妻との間に子供が生まれて、3年ぶりに帰宅すれば、2歳の異母弟は、妊娠した元妻に『腹を蹴られたくなくば』と脅して、離婚届けに署名させた僕が、婚約前から二股をかけていた愛人と駆け落ちした後、『勘当した息子の不始末の責任』をとった父の養子になっていた。




 ★☆★


 ぐはっ。

 文字数が辛い。


 主人公には、相思相愛の恋人(Aとする)がいるが、父親は政略結婚の婚約者(Bとする)を用意していた。

 主人公とBを結婚させる障害であるAへ、父親(Cとする)が圧力をかける。

 苦悩する主人公に、Bは、

「私と結婚して仮面夫婦を続ければ、Aの事を諦めて、別れた証明になる。Cが安心した時期を見計らって駆け落ちすればいい」

 と、唆して、カモフラージュの結婚。


 結婚後、Bは、彼女が本当に好きな相手のCを陥落。

 カモフラージュのネタバラシもして、Cとの子供を妊ったタイミングで、主人公に離婚届けを渡し、Aと駆け落ちさせる。

「バレたら、今度は脅しでなくAに危害を加えるかもしれないから、こっちには近寄らないように」

とか、なんとか遠くに追いやる。

「孫ができれば、態度も軟化するだろう」

とかも、言っただろうね。


で、主人公がBの言う通りにして、帰ってみれば、本文のようになっていた。と。


ちなみに、BとCは、結婚はしてない。世間的には、元舅と息子の元妻です。

(確か、元親子になるから、結婚はできないんじゃなかったっけ)



 って感じを考えたんだが…

 140字に詰め込むには、無理があったか…。


 ★


〖3年目〗まで、あと1話



 ☆★☆


 次のお題は〖洗濯ばさみ〗

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