第302話 メモリー

売り込んできた女との情事は、

USBメモリに全て保存してある。


いくら『キャッツ』のグリザベラ役が欲しいからといって、

娼婦猫の彼女に倣うのは、あまりに浅はかだ。


舞台に立てば天上界に行けるとでも思っているのかね?


女優とのメモリー情事の思い出を見ながら『メモリー』を聴く。

私の趣味も悪いとは思うがね。




★☆★


主人公は、舞台演出家か何か(配役を決める権限のある人)。

彼の趣味は、自分の抜擢で女優になった女の唄う『メモリー』を聴きながら、ベッドでのメモリーを見る事なんだね。

キャハ♡ 悪趣味(な事を考える私の脳)。


後々、女優が大女優になっても(なればなるほど?)、この映像スキャンダルが残っている限り、演出家には逆らえないよね。

不合格の女達のも残してあるのは、保険かな。


無名から女優になったからといって、枕営業した過去は消えないのだよ。


また、くだらぬ鬼畜を産んでしまった。




『キャッツ』…見た事ないし、あらすじも知らないけどね。(;・∀・)

でも、『メモリー』の曲は、好き。



メモリー3種盛り。

また、ko-todo様と被ってしまった^^

いや、きっとしてくるって思っていたので被らせにいったんですけどね^^



☆★☆


次のお題は〖ガイコツ〗

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