第298話 熱帯夜

寝損なった理由は、暑さのせいばかりじゃない。


話した事こそ無いものの、

ちょっと気になっていたクラスの女子が、

男と居たのを見かけたせいだ。


スタンドの電気を点ける手も汗ばんでいた。

(あいつ…汗だくになってヤラれてんだろな)

妄想を、雑誌のグラビアで補完しつつ、

パンツを下ろして悶々を擦る。




★☆★


モノローグでさえ「ちょっと気になっていた」と強がって言ってるけど、

本当は、話しかけるのにも緊張して躊躇するぐらい、大好きだったんだね。


取り合えず、一回、すっきりすれば、寝れるんじゃない?

知らんけど。

(  ̄3 ̄)~♪



☆★☆


次のお題は〖遣らずの雨〗

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