私だって女ですもの。

本音のところでは、

好きでもない夫が、

他所の女の元へ通うのを、悋気するふりをして暮らすより、

ざわざわと心乱れる、あの方の引き締まった逞しい腕に抱かれたいと思うもの。

けれども、

転々と諸国を巡りながら、

教養も無い方々とお付き合いせねばならない、みじめな生活は…ねぇ。

★☆★

平安貴族（殿上人）の正室風。

両家の釣りあい的な感じで結婚し、

参議（さんぎ）兼◯◯守（ほにゃららのかみ）になった夫の代わりに、

実際に現地に赴く、身分の低い夫の部下に惚れちゃった～。みたいな。

☆★☆

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