第281話 サイン本

「サイン? いいよ。その代わり…」

アマチュアバンド特集の雑誌を持ったファンを、彼がデートに誘う。

誘われた彼女は、一瞬、思考停止してたみたいだけど、

「はいっ! 喜んで!」

なんて、ピカピカの笑顔で学食を出ていく。


全く。

私が、嫉妬するとでも思ったのかな?

私が好きなのは、あなたのお兄さんよ。




★☆★


最初は、大学生作家デビューにしようと思ったんですが、

(ん? だからって、読むか?)

となり、かといって、なんかの賞を取ったとなると、わらわら来そうだし…

知る人ぞ知るの塩梅って難しい。


☆★☆


次のお題は〖疾風迅雷〗

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