第236話 夢見心地

くねくねとした山道を走っていたからだろうか。


助手席の君は、うっとりと潤んだような半ば閉じた目で、

石川さゆりの『天城越え』を口ずさむ。


夢見心地の陶酔をむりやり三半規管に捻じ込んで現実逃避しているのかな。


この山を越えたら、

たっぷりと愛してあげるよ。

置いてきた子供なんか忘れるくらいに。




★☆★


〖天城越え〗/

歌:石川さゆり/作詞:吉岡治


天城越えをしているわけではない。


〖2年目:第041話 集団下校 ① 《2-041》-1⃣〗

https://kakuyomu.jp/works/16816700427843453546/episodes/16816700428699561746

とも君ママととっても良し^^



☆★☆


次のお題は〖待ち合わせ〗

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