第208話 君の声

捨てられた君の傷ましい声が聞こえる。


選ばれて拾われ、喜んだのも束の間。

仲間達から遠く離れた、こんな場所に一人。


でも、さ。

家の中で忘れ去られ、

泣きに泣いて、自分の涙で腐っちまう奴もいるそうだよ。


「ねぇ、肉のパックの上にもやしが乗ってる。

 誰か知らんけど、ここで購買意欲を失ったみたい」




★☆★


いや。

この間、スーパーで見かけた通りを…。



☆★☆


次のお題は〖おいしい〗

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