雑誌記者時代の後輩のウチからの帰り道。

「…だね」

不意に名前を呼ばれ、振り向いたのがマズかった。

俺だと確証を得た影は、

「今の可愛いカノジョをほおって、昔の女とお愉しみとは、ね」

ふざけた野郎だと、俺の鼻に拳を入れた。

「御大（おんたい）を脅そうなど…蛆虫が」

そうして俺は、車の後部座席に押し込まれた。

★☆★

〖１年目：第252話　ライター　《1-252》-1⃣〗

御大＝VIP客

にすべきかどうか、まだ、迷ってはいるんだけど…くっつけるかなぁ。

☆★☆

次のお題は〖相合傘〗

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。（ログインが必要です）

新規登録で充実の読書を

マイページ: 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる; 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める; フォローしたユーザーの活動を追える
通知: 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴: 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい