第128話 アレロパシー
「お母さ…」
「うるさい!」
ホント、この子にはイライラする。
あの元バカ亭主そっくり。
養育費で買った化粧のノリが悪くなる。
早く今のカレにプロポーズしてもらわないと、
整形とエステでキープした美貌に傷がつく。
服もバッグも欲しいのに、残金が心許ない。
この子の食費をもっともっと節約しなきゃ。
★☆★
毒親ってやつざんす。
擬人化したら、こーなった。
元亭主からの養育費(お金)=土地
母親=アレロパシーを有する植物
子供=アレロパシーによって生育を阻害・抑制された植物
母親の浪費癖=アレロパシー
今のカレという新しい土地に移らないと、母親も自らのアレロパシーに『自家中毒』をおこし、弱る。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます