第129話 回想
彼女の細い指が、俺の脇腹を縫った跡をなぞる。
それから唇を寄せて、舌先で舐めてキスをする。
「…ん」
小さく呻き、眉間を寄せる俺に、
「何の傷?」
と、また問う。
「いいじゃないか」
はぐらかして、彼女の顎を引き寄せる。
口づけながら回想する昔の女とのいざこざなんて、
彼女だって聞きたくない筈だ。
★☆★
昔の女と、なんやかやがあって、すったもんだの末、
昔の女か第三者かは知らんけど刺されたんだね。
☆★☆
次のお題は〖おしりペンペン〗
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