第105話 一気飲み 《1-321》-4⃣

「くれぐれも失礼のないように」


ショットグラスの中には極上のブランデー。

私の髪を指で梳きながら飲み方をレクチャーしてくるVIP。


レモンスライスのつばのついた上白糖の帽子を口に入れた彼の一噛みはカウントダウン。

口移すブランデーで完成するニコラシカ。

一気に飲み干して一言。


「賢い選択だ」




★☆★


年が明けたところで、

〖2年目:第098話 鳴り物入り 《1-321》-3⃣〗

https://kakuyomu.jp/works/16816700427843453546/episodes/16816927859311982002

が、まだ脳にこびりついてたんだから仕方ない。


この後は、まあ…ムニャムニャ。

こうして彼女は、スターダムへのチケットを手に入れた。ってか。


ちなみに、

最初の台詞は、キャバレーの支配人とか、そんな立場の人。

最後の台詞は、VIP客。

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