ここに至っては、もう、後ろを振り向いて嘆いている場合じゃない。

幸い、私を買った旦那様は、貴婦人の教育も施して下さるという。

崖っぷちなのは変わらず、才能が無ければそれまで、と釘は刺される。

積極的に立ち回らなければ、

どんな底なし沼に堕とされるかと背筋が冷える。

それでも、私は運がいい。

★☆★

〖２年目：第017話　親孝行　《1-325》-7⃣〗

により花売り娘は、高級娼婦見習いにジョブチェンジしました。

和風に置き換えると、夜鷹になる筈が、吉原の禿になった。彼女の言う“旦那様”は置屋の亭主にあたるのかな。太夫になるか、散茶になるかは、彼女がこれから身に着ける教養次第。

この１年後のヒント（？）は、

〖１年目：第331話　遺失物　②-SIDE Bad ending？　《1-325》-6⃣〗

☆★☆

次のお題は〖音信不通〗

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