第047話 もや ★

ドタキャンを食らってモヤモヤした気分を晴らそうと、

ドライブしてたんだっけ。


トンネルを通過中、進行方向から霧が漂ってきて、

抜けてみれば一面にもやがかかっていたんだった。


Uターン場所を探そうと、前に向かって車を走らせて…そして…。


何故か私は今、

寝殿造りの母屋もやの褥に座り、崇められている。




★☆★


〖もや〗を3つ盛りしたいが為だけに書いた。


靄を抜けると平安時代にタイムワープ。

寝殿造りの庭園の池から出て来た車(4WD)は、前栽に突っ込んで停まった。

気を失っていた彼は、屋敷の人達によって車から救出され、

母屋の褥に寝かされて、目覚め、

「神の使いじゃ~」

と勘違いされ中。



☆★☆


次のお題は〖穴〗

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