第045話 サバンナ

彼女は、自分が僕と何をしたかなんて解っていないから。


サバンナの広すぎる草原と、果てしない空に浮足立って、

何からも自由になって、できない事は何も無いと思った僕。


「必ず、もう一度、君に逢いにくるから」

と言って、彼女の小指に僕は小指を絡めたけれど、

そんな約束をした事は、僕しか知らない。




★☆★


(彼女は、日本の"指切りげんまん"なんて知らないよね)

って事を言い訳に、約束を守らなかった自分を弁護している。

って感じ。

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