第025話 極悪非道 ③ 《2-025》-1⃣

母が内職で貯めた金を博打ですって帰って来ては、

「酒がえ」と、母に茶碗を投げつけて買いに行かす。


そんな酒乱の父には珍しく、布団の上で仰向けに寝ていた昼中。

気づけば僕は父の顔に白いハンカチを被せていた。


「糞餓鬼ゃあ! 

 てめえの親父を死人に見立てるたぁ、この極悪非道のド腐れもんがあっ!」



★☆★


おまゆう。



〖3年目:第079話 泣く子も黙る 《2-025》-2⃣〗

https://kakuyomu.jp/works/16817139556778618202/episodes/16817330648977037324

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