10-4
買い物を終え、パーティをして。
家族には内緒で、
「……
今日は、
思った通り甘えん坊な彼女に腕枕しながら。
ぼんやりと、俺は思った。
特に補足せずとも、
「気にするな。
これも、
良くも悪くも、な」
「どういう
「悪い意味ってのは。
こうでもしないと明日、
で、
こうでもしないと明日、あんたも
「……だから、こんな大博打に?」
「確信は
あんたなら、この荒療治さえ耐え抜いてくれるってな。
頭を上げ、一糸纏わぬ状態で腕に抱き付き、押し付けて来る
思わず、もう一戦、したくなってしまった。
「そうだ。
今度、
あんたからも、言っといてくれよ」
「な……
「『あんたの孫娘は、ちゃんとバリボーだったから、もうネタにすんな』って」
「……
そんな、ほし◯あきさんが、めちゃイケレギュラーやってた時の加藤◯次さんみたいなの」
「
相変わらず、
ムードもへったくれも
俺達は、最初のピロー・トークを終えた。
この日から俺達は、互いにサムリング、婚約指輪を付け始めた。
ナコード、カコードが、アクセサリーとしての役目も果たし出した。
トケータイの機能で固定してるから、傷や紛失とも無縁だ。
そうして辿り着いた会場。
驚いたのは、欠席の旨を明かしていた『ニアカノ同盟』の人達も
そして
ちょいちょい思っていたが。
その実、アンニュイで天然で敵等っぽい
俺達の指に2つの指輪が収まっているのを即座に見抜き。
泣き虫な
その横で、
俺も、それに応え、両手を突き合わせた。
そうして、俺達は『トッケン』を観覧した。
知り合いの欲目を引いても、素晴らしい演劇だった。
公演の
きっと、
そんな皆さんにも案の
またしても、祝福されてしまった。
こうして、この日は終わった。
俺にとっては、実に10年
余談だが。
この日からメイの、
今まで気を遣って、耐えてくれていたらしい。
っても、隠せていたかはグレーだが。
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