7-2
「すまん、遅れた!」
「遅いよ、パパ。
掻い摘んでだけど、事情説明済ませちゃったよ」
「マジ!?
重ね重ね、すまん!
助かったよ、
「パ……『パパ』ァッ!?」
こ、この、見た目そんなに俺と、
……って、あれか。
こっちも、デコードを使ってるのか。
一周り
得心し、冷静になり。
そして、思い出した。
このパパさん、彼女の記憶をレイから
精神科に通う彼女の、先生。
そして横に
レコードを開発し、彼女に渡した人。
彼女の記憶に存在しなかったから。
他の人達は、分からないけど。
ととの
「……援軍?」
「そうとも。
俺は、
「は?
今……なんてった?」
「今日だけは!!
今日だけは、ご勘弁して差し上げてよぉ!!
そういう手筈だったろ、
「それってアナグラムだけだよね必要だったから仕方なくだよね人前で名乗るのまでは未許可だったよねぇ」
「分かった、もう
「別に、そこまで言ってない。
しかも、私が女王様みたいじゃん」
「『みたい』じゃなくてモロに、
足を踏まれ、崩れる男性。
そのまま男性は、平静を装って、俺と向き合った。
「俺は、
そこに
んで、
「そこまで言わなくて
患者のプライバシー守りなよ、私の
「蹴る
あとお前だって今、『患者』ったじゃねぇかよっ!!」
「君が、『主治医』って滑らせたからでしょ、私の
「俺、『しゅじ』しか言ってませんけどぉ!
はい、早合点、蹴り損!
あー俺、可哀想っ!!」
「違う意味でも可哀想になってっけどな。
つーか、
お前、未だに
「あははぁ。
今の私の
君こそ、いつになったら、直してくれるのかなぁ」
「誠に申し訳サーセンしたぁっ!!」
「おめーだって同類じゃねぇか、
「2人共。
それ
「「イエス、マイ・マム!!」」
「
……デジャブ?
こんなやり取り、数分前も見たよーな……。
ていうか、この人達、本物?
「……
「改めまして。
私は、
そして、私の
「同じく、
「
「
「俺は、あら」
「は?」
「みっ、
の、パシリで親友です!!」
「6人合わせて、『ニアカノ同盟』だ」
「??????????」
これ、は……。
俺の読解力の問題、か……?
疑問点が、最低でも10個は
「この場に似つかわしくない自己紹介はカットだ」
「
MEGA MAXのストロンガ〇」
「相変わらず、締まらない子ねぇ」
「
それより、ご挨拶で悪いが、
早速、
しかも、
けど。
「……すみません。
俺……皆さんに、
こんな
「気にすんな、
俺の患者の
「そうだぜ、
そもそも俺かて、
「
読書家
「同じく。
頼まれたので、ゲーム作ったでやんす」
「私もぉ。
分身との生活がどんな感じか、前に聞かれたよぉ」
「またしても、俺だけ
お前
「だって
「女同士の
「うがぁぁぁぁぁっ!!」
血涙を流さんばかりに、絶叫する
この人の立ち位置が、
「
咳払いし、真顔で仕切り直す
「
君にだって今、ここで
いや……
どうか、俺の患者を。
彼女を、助け出してくれ。
あの子の力に、支え、希望、光に。
……恋人に、なってくれ。
そうすれば、俺達の今日は、報われる」
「
複数のワード持ちっ!!」
「あの、ボサッとしたガキを狙えっ!!
他のは、どーでも
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