第6夜「ユイメイ」

6-1

「ふーっ……」



 過去編を書き終え、一息付く。

 


 気付けば、夜の帳が下りていて。

 俺の体を、空腹を訴えた。

 急いで、遅めの夕食を済ませる。



 にしても。

 こうして、目に見える形にすると、改めて実感する。

 俺が惚れている相手の、曲者くせもの具合を。



 まぁ。

 屈折具合だけなら、俺もい勝負だけど。



 などと自虐していると、トケータイのアラームが届く。

 今のは確か、『Sleapスリープ』が起動する1時間前のメロディだ。



「やっば!!」



 慌てて着替えを用意し、風呂場に駆け込む。



 そのまま巻きで、寝る前の準備を済ませ。

 俺は再び、『Sleapスリープ』へ。

 レイメイの元へと、意識を飛ばす。

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