システィーア

　冷徹なる魔狩人の流派。基礎的な身体能力、五感の強化に長け、人の身の形のまま魔改造を施すことを好む。比較的門戸が開かれている。現在でも細々と師弟の関係を取り技を後世に伝えている。クサカベはこの流派から技を教わった。

ベノンガス

　毒物の調合や、異形的な改造を好む流派。特に魔物の要素を取り込む魔改造を施す。この流派から異端が生まれ、彼らは死と静寂の神クルーシュへの信仰を見出した。現状、暗殺を請け負う教団へと成り果てている。

バッザード

　より野生的な手段を好んだ流派。その果てに獣神ヴァーヴへの信仰を見出し体を獣に近付ける魔改造を好んだ。特に優れた者は獣神からの加護を得て獣そのものへ変身する。ごく稀にヴァーヴに目をつけられた人間がこの流派へと参入する。

　彼等は徒党を組まず、1人で気ままに狩りをする者が殆ど。

ノンジープ

　魔狩人の中で唯一、魔改造による肉体の強化、変貌を拒んだ流派。代わりに罠や強力な武器の扱いと製作に長ける。唯一システィーア流派とは気が合うため、交流を行なっている。

　現在では狩人ではなく対魔物用の武器、罠の職人として活動している。

ワスプ

　完全に途絶えた流派。彼等は特異な業として魔物を手懐けることを覚えた。そして、聖光教会にとってそれは教義に真っ向から反するタブーであり、魔狩人の中では例外的に迫害され征伐された結果滅んだ。

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