第3話 ダッフィー

 私はダッフィーが大好きです。


 ダッフィーはディズニーシーでしかお迎えする事ができません。


 学生時代、アルバイト先の先輩方にダッフィーが夢に出て来るほど大好きだ、と話していました。


「そんなに好きなら今度バイトメンバーでディズニーシー行こう!そしたらあやえる、ダッフィーお迎え出来るね!」と、先輩方が企画して下さったのです。


 私はとても嬉しかったです。


 しかし、なんと私に急遽どうしてもその日に予定が入り、楽しみにしていたディズニーシーに行けなくなってしまいました。


 私は大変落ち込みました。


 次の出勤日。


 アルバイト先の事務所には、ディズニーシーのお菓子のお土産がたくさんありました。


 すると、アルバイト中に先に上がった先輩方が「あやえる!お疲れー!」と、私に声をかけてきました。


「本当に企画して下さっていたのにすみません。」

「仕方ないよ!沢山お土産食べなね!」


 落ち込んでいると、先輩の一人が小さなダッフィーの絵柄の袋を取り出しました。


「これは私達全員からあやえるに!」


 その袋を開けると小さなダッフィーのキーホルダーが……!


 私はとても驚きました。


「本当はぬいぐるみにしようって皆で話してたんだけど、あやえるがダッフィー大好きって言ってたから、いつでも一緒にいられるようにストラップだと小さすぎるし。このキーホルダーが1番ぬいぐるみっぽいし少し大きめのキーホルダーにしたんだよ!これなら大好きなダッフィーとずっと一緒にいられるね!」と、仰ってました。


 ダッフィーよりも先輩方のほうが大好きです!

 

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