第8話兵は拙速を尊ぶ



いきなりですが。



武田信玄公は毎日「山」に籠もったと言います。



ですので私も今日改めて山籠りをしようと思います。



そして武田信玄公は有名な「風林火山」の旗をなびかせた武将でもあります。



そして本日は



兵は拙速を尊ぶ…です。



風林火山と兵は拙速を尊ぶは兄弟と言えるかも知れませんね。


なにせ同じ人物が書いた兵法と言われていますから。

親が同じなので、兄弟。もしくは姉妹。



この兵法は日常生活にも当てはめる事が出来ると思います。



兵は拙速を尊ぶの大まかな意味合いですと。

長々と事を構えていては被害が大きくなる。ではいっその事一時的な被害に目をつむり、一撃で勝負をつけてしまうのが上策か…


と、なると思います。私訳ですが。



日常生活ですと。複数の用事を一日で済ます…のが、わかり易いかと思います。


まず一日で、仕事や勉学の整理、美容院、役所の手続き、買い物、人と会う…を行ったとします。


そうしますと、一万円かかったとします。



そして、それ等の用事を一週間かけて行いましたら、九千円だったとします。


はい。お金に換算すると千円の差額です。



どうしてそんな差が出るのか。

上の例ですと。買い物はスーパーでしたとします。スーパーには特売日が有りますよね?、ですから特売日に買えなかったのでここでも差が出ます。


人と会うにしても、相手方に出向く、相手方に来てもらうもありますが、外出先で、お店で会うとします。そうしましたらハードスケジュールですので、店選びの時間があまり取れずに、お高めの店になってしまったり。

ですが相手方に出向くにしてもビジネスでしたら菓子折の一つも必要になりますし、相手方に来てもらうにしても、多少ばかりとも茶や御茶菓もお出しせねば失礼です。

そこでも差が出るかと。

他にも美容院も急ぎでお願いしていて、気付いたら髪型が気に入らなかったり…いやいや、兎に角一万円とします。



それを一週間かけますと、特売日にも買えますし、仕事と勉学もゆとりがあり、役所の手続きの必要書類を事前に用意出来たり、人と会うにも相手方の希望やこちらの希望を擦り合わせられたりと…ですから九千円。



じゃあ、兵は拙速を尊ぶは損じゃないか…よくないのか…


それも考えようです。

拙速とは、拙くとも速く、となります。速さを出すには多少の失敗には目をつむる事です。


そして一日で全ての用事を済ませたら一万円ですが。

一週間じっくり行うより、六日余裕が生まれると思いませんか?

そうしましたら差額の千円は六日の余裕を買った事になります。

凄い事だと思いませんか?


一週間かけますと、一週間毎日何かしらの用事が発生して、それと生活や仕事や勉学も並行して行います。ですが九千円。

これも実は悪くはありません。

一週間を使える人なら出費と言う観点からは得だからです。


拙速ですと、貴重な時間を買えますし、遅きにしても金銭的には少し浮きますから。


そうですね。使うとしましたら、時と場合です。それで拙速か遅きかを選ぶと良いと思います。



いや、私は一日で完璧にこなして八千円に出来る!

そう言う人も中にはいらっしゃると思います。

もしかしますと、兵法の本が書けるかも知れないですね。




どうでしょう。兵は拙速を尊ぶからはずれますが。


武田信玄公と私が籠もる山は統計化しますと一番目か二番目にいいアイディアが浮かびやすい場所だそうです。



武田信玄公の山。いいじゃないですか。山は街中、ひいては殆どの家にも御座います。


兵法家になった気分になるのも楽しいものですね。



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