第11話 極悪人、新生命誕生工場乗っ取る


洞窟の右端にある大きな岩の岩陰からピイコが顔を出した。


 岩の上に飛び跳ねて乗ると「キョロキョロ」と首を左右に動かし、極悪人たちが寝ていることを確認すると、岩から滑空して降り「ピョンピョン」跳ねて、極悪人たちの手前で止まった。


 「ピッピッピ、ピッピッピ」

 寝ていることを再度確認し、極悪人たちの脇を通り倒れているトンタの顔元に来た。


 猿ぐつわをかませられ、血で染まった痛々しい顔を見ると、直ぐにくちばしで猿ぐつわの端を引っ張り緩めようとしたが出来なかった。

 目をつむり動かないトンタの頬を嘴で優しく何度も突っついた。 瞼が動き、目がゆっくりと開いた。


 「大丈夫ですか?」


 「おお、ピイコか、大丈夫だよ」

 猿ぐつわにより言葉がはっきりしなかったが、言っていることは分かった。


 「ご主人、残念ですが、私には猿ぐつわも縄を解くことは出来ません。 何をしたらよいか指示をしてください」

 ピイコは助けることが出来なくて、残念そうな顔をして聞いた。


 トンタは極悪人が目を覚まさないように声を絞り、指示した。

 「翌朝早くにジョイとチョロの所に行き、新生命誕生工場の正門の前の草むらで指示のあるまで、分からないように隠れているように伝えてくれ」

 トンタは苦しそうな顔をして、鼻で大きく息を吸い込み、指示を続けた。

 「その後、舌抜所に行き、所長か副所長に私が極悪人に捕まり、新生命誕生工場が乗っ取られることを伝えてくれ。 頼むぞ!」


 トンタは苦痛で歪んだ顔で微笑み、岩陰に戻るよう指示した。

 ピイコは跳ねて岩陰に戻って行き、翌朝早くに洞窟から出て飛んで行った。



 トンタは背中に強い衝撃と激痛を感じ、目を覚ました。 

 ゆっくりと背中側に振り向くと極悪人の子分の一人が、右足を後方に振り上げ、蹴る瞬間であった。


 トンタは声を絞り出して叫んだ。

 「止めろ! 蹴るのを止めてくれ」

 猿ぐつわをかまされており言葉にならなかったが、トンタが目を覚ましたのを確認すると蹴とばすのを止めて「ニヤリ」と笑った。


 「起きろ!」

 子分は片膝をつくと、トンタの足首を縛って縄を素早く解いた。


 トンタは上半身を起こそうとしたが、昨晩、腹を蹴られたため腹筋が痛く力が入らず、肘をつき、上半身を起こし立ち上がった。

 ゴンとランの方に目を向けると、縄で縛られ静かに横になっており、その脇で子分のもう一人が拳銃を持ち岩に腰を掛けていた。 拳銃の銃口はゴンとランに向けられていた。


 トンタは両手首を身体の後ろで縛られた状態で、極悪人の親分の所に連れて行かれた。

 焚火たきびの脇に座っていた親分はトンタを見上げ、微笑みながら静かに言った。

 「おはようトンタ君、これから君達と新生命誕生工場に行くので我々に協力してれ、もし、非協力的な行動をした場合、君と仲間を殺す、いいね」


 軽々しく仲間を殺すと言う、非人情的な言葉を使う親分に憤りを感じた。

 「親分は現世で最悪の悪魔と言われ散々悪事を働き、地獄に落とされても、改心するどころか、自分勝手な考えでとんでもない事をしょうとしています。 もっと皆の幸せを考えて下さい」


 トンタの挑戦的な言葉を聞いた親分の顔はみるみる間に紅潮して行った。 それと合わせて身体が震えだし、恐ろしい形相になって行った。

 「小僧、俺をなめるなよ!」

 「おとなしく言えば、いい気になりやがって、俺に盾突くと、どうなるか見せてやる」

 と言い終わる前に、懐から拳銃を出すと、銃口をゴンに向け引き金を引いた。

 「バーン」 


 「止めてください! 言うことを聞きます」

 トンタは叫び、ゴンに駆け寄り座り込み、手を広げ盾となり、親分を睨みつけた。

 親分は目が合うと不気味な顔で「ニヤリ」と笑った。


 ゴンは無傷であった。

 「残念! 手元が狂ったか?」

 拳銃を手に持った状態で立ち上がり、トンタの脇に行くと、片膝を着き屈み込み、銃口の先でトンタの頬を何度か軽く叩いた。


 「何をするのですか」

 トンタは顔をそむけた。


 「言うことを聞けば撃たねえよ!」

 銃口の先をトンタの頬に当てて動かし、そむけた顔を親分の方に向けさせた。


 「地獄の通行証と書簡三通を出しな!」

 親分は銃口を洞窟の天井に向け発砲し、子分にトンタの手の縄を解くように指示した。 

 縄を解かれ、手が自由になったが、大事な通行証を簡単に渡せず、どうしたら良いか分からず黙ってじっと考えていた。


 「もたもたするな、早く出さねえか!」

 トンタは大声に驚き、我に返った。

 言うことを聞かないと何をされるか分からないと思い、仕方なしに装束の懐から通行証と書簡を入れてある封筒を取り出し差し出すと、親分は奪い取るように取ると、中身を確認しジャンバーの内ポケットに入れた。


 「おーい、そろそろ出発するぞ!」


 親分は出発の準備をしながら、トンタを見て苦笑いすると、子分に指示した。

 「おい、お前、トンタの身なりを整えろ。 このままじゃ疑われるわ!」

 子分はトンタの身なりをチェックし、昨夜、下唇を切り血だらけになった顔を洗わせ、忍装束しのぶしょうぞくの埃を払い、乱れを直した。


 ゴンとランは後ろ足の縄を解かれ、腹部を縄で繋がれ、その縄の端を子分が持ち、もう一人の子分がゴンの脇腹に拳銃を当てていた。


 「さあ、行くぞ」

 親分の掛け声で、子分の一人が先頭に立ち、トンタ、親分、子分三人、ゴンとランと子分二人の順で歩き始めた。


 二時間程で新生命誕生工場の高い石塀の端に辿り着いた。 石塀は高さが十メートルほどの高い塀で見る者を圧倒した。 石塀に沿って二キロメートル程歩くと正門の前に出た。

 正門は鋼鉄の大きな扉で固く閉じられており、門及び石塀の上部には高電圧注意と書かれた注意板が取り付けられた有刺鉄線が張られており、誰が見ても外部からは到底侵入できる工場ではなかった。


 「お前達はここで待っていろ」

 親分の指示でゴンとラン及び子分の二人は正門の脇の石塀の所で待つことになった。


 正門の前の道路を隔てた草むらの奥では、ジョイとチョロがトンタからの指示で待機していたが、トンタの顔を見るとジョイが何を思ったのか出てこようとして動き出した。 それを見たチョロは慌ててジョイの尻尾を掴み引っ張って制止させた。

「今出たら極悪人に捕まってしまうよ。 そうなったらご主人を助けられないよ」

 チョロがジョイを説得し引き留めていた。


 親分がトンタの脇に来ると、鋭い目でトンタの目を睨みつけた。

 「トンタ、良くわかっているな!」

 親分は内ポケットより一通の書簡を取り出して渡した。


 トンタは書簡を受け取ると正門脇の通用門の前に立ち、受付ボタンを押した。

 通用門に付いている小さな窓が開き、窓からこちらの様子を見ている鋭い目が見えた。 その目は疑いの目で暫くこちらを見ていた。


 「誰だ! 何の用だ!」

 見知らぬ、人間が立っており不審に思ったのか、荒い言葉だった。

 トンタは、黙って書簡を開いた窓から差し入れると、それを受け取り、窓は直ぐに閉められた。


 暫くすると、窓が開いた。

 「トンタ様」 窓から声が聞こえた。

 「はい、舌抜所の所長の友達のトンタです」

 トンタが答えると、窓から微笑んでいる目がトンタを再確認していた。


 「直ぐに正門を開けますので、少々お待ち下さい」


 少し待っていると、正門が開かれた。 

 正門の中には新生命誕生工場の工場長を先頭に十人の鬼たちがにこやかに立ち、拍手で歓迎してくれた。 その両脇には十人の警備員が金棒を持って立っていた。


 トンタ、親分、子分三人が中に入ると正門は直ちに閉められた。

 応接室に通され、お互いの挨拶が終わると工場長がにこやかにトンタに話しかけてきた。 気の短い親分は自分の目的を実行するために、直ぐに話に割り込んできた。


 「工場長、実は、ここに来る途中トンタさんと新生命を誕生させている神秘的なところを是非見せて頂こうと話をしていたのですよ。 お願いできますか?」

 笑顔で話しながら、トンタに賛同させようとして目配せをしたが、トンタは横を向き黙っていた。


 「分かりました、昼食の用意ができるまで時間がありますので工場内をご案内致します」

 工場長は暫く工場内を歩きながら説明していたが、鉄格子で出来た四畳程の広さの檻がいくつも並んでいる所で足を止めると、得意満面な顔で説明した。


 「トンタさん、このおりが新生命を誕生させる機械ですよ」

 その機械は檻の天井の中央に大きなシャワーヘッドのような機器が取り付けてあり、檻の外側には人が三人程は入れる部屋が付いていた。 その部屋の中には四十インチ程のディスプレイと大きなキーボードが一体になり設置されてあった。 キーボードの右端には緑色と赤色の大きな丸いボタンが上下に付いており、赤色のボタンには透明なカバーが被せられておりそのカバーには鍵が掛けられてあった。


「キーボードの右端に赤色のボタンは鍵がかかっていますけど、それは何故なぜですか」

 子分の一人が聞いた。

 工場長はニッコリと笑い説明してくれた。

「赤色のボタンは、現在は決して使ってはいけないボタンです。 このボタンは昔、生息していた恐竜、悪魔等を誕生させるボタンで鍵が掛かっているのです」


「試しに、その赤色のボタンを使って恐竜を誕生させる所を是非一度見てみたいものですね」

 親分は工場長を見て不気味に笑い、頭を深く下げてお願いした。

 工場長は親分の巧みな話術に乗せられてしまった。


「通常は恐竜を誕生させてはいませんが、トンタさんたちの要望ですので今回は特別にお見せしましょう」

 トンタは親分にゴンとランを人質に捕らえられており、工場長に何も言えなかった。


 人の良い工場長は丁寧ていねいに説明を始めた。

「それでは、通常行っている新生命の誕生と今回特別に恐竜の誕生を、実際にお見せしましょう」

「最初は、地獄で更生された人間等を新生命に誕生させる、通常の操作と状況です」

 工場長がキーボードの左端の黒色の四角のボタンを押した。 檻の入り口のドアが開いて、地獄で更生した人間が地球に戻れると喜んで檻に入って来ると、ドアが閉まった。 キーボードの右側の緑色のボタンを押すとディスプレイに現世の動物が写し出され、キーボードの中央にある黄色の長方形のオートボタンを押した。 檻の天井のシャワーヘッド状の機器から「グー」と音がしていたかと思っていると人間が消え、ディスプレイにチンパンジーが写しだされていた。


 更に、工場長は分かりやすく説明した。

「今回、地獄で更生されたこの人は、自動的に新生命を選別され、その魂を地球に送られて、新しくチンパンジーとして誕生するのです」


 親分はチンパンジー等は必要なかった。 早く恐竜をこの場所で誕生させたかった。

 「分かった、分かった、それで恐竜はどうした。 早く見たいのー」


 「それでは、恐竜をテスト的にこの場所に誕生させて見せましょう」

 工場長が言うと、親分は喜んで手を叩いていた。 

 工場長がキーボードの左端の黒色の四角のボタンを押すと、今度は檻に更生された犬が入って来た。 キーボードの右側の赤色ボタンのカバーの鍵を開け、赤色ボタンを押すとディスプレイに恐竜等が写し出され、手動で恐竜を選択し、恐竜の種類を入れキーボードの現物実行ボタンを押した。


 すると檻の中の犬は消えて、大きな卵になっていた。


 「なんじゃ!卵じゃねいか、恐竜はどうした、恐竜は!」

 親分は真っ赤な顔になり、大声で叫んでいた。

 工場長は笑いながら説明した。

 「恐竜は卵で生まれるのですよ。 卵は所内にある孵化器ふかきに入れると二日で孵化ふかし、特殊な成長促進剤を与えれば四十日程で立派な親にすることが出来ます」


 親分はニヤリと笑って、呟いた。

 「これだ、これで地獄を乗っ取れるな!」


 親分の口車に乗り、工場長は重要な事を全部話してしまった。トンタはゴンとランを人質に取らえられており、成す術もなく、その様子をただ黙って見ているだけであった。


 「どうしよう、このままでは大変な事になる。何とかしなくては」

 トンタは口にはだせず、心の中で叫んでいた。


 工場内の案内が終わり、応接室に戻り昼食となったが、トンタは食事がのどに通らなかった。 これからどのような事が起こるのか不安であった。


 昼食が終わると、工場長は書簡に書かれていた十五日分の食料を持って来た。 トンタはお礼を言って、頂いた食料をリュックに入れていると、親分が工場長の傍に行った。


 「工場長始め皆さんに、大変お世話になりましたので、皆さんにお礼が言いたいので、誠に勝手ですが、従業員を全員集めて頂けますか?」

 「分かりました。今直ぐに全員を集めましょう」

 工場長は総務部長を呼んで指示をした。


 三十分後会議室に全員が集まった。

 「工場長、全員集まったのですか?」

 親分は小さな声で、隣にいる工場長に尋ねた。

 「はい、六十一名、全員集まりました」


 親分はニヤリと不気味に笑うと、懐から無造作に拳銃を取り出し天井に向かって二発発砲した。

 「バーン、バーン」


 会議室の後側に回っていた子分二人も拳銃を取り出し、天井に向かって発砲した。

 従業員は驚き、騒ぎ始めると、親分は工場長のこめかみに銃口を押し付け、無理やり会議室の壇上に上げると、大声で叫んだ。


 「静かにしろ! 言うことを聞かないと工場長の頭に穴が開くぞ」

 銃口を一瞬こめかみから外すし、天井に向けると発砲した。

 「バーン、バーン」


 会議室は静まり返った。

 従業員は親分の指示により子分三人が誘導し、工場の建屋西側にある新生命体の研究育成用の鉄格子の大きな檻の一つに入れられ、ドアにはしっかりと鍵が掛けられた。


 トンタと工場長は手足を縄で縛られ会議室の隣の工場長室に入れられた。

 夕方には完全に極悪人たちに乗っ取られた。


 親分は子分の一人に指示した。

 「外にいる二人を早く工場に入れろ」

 「犬二匹はどうしやす?」

 「犬は不要だ、殺せ!」


 子分の一人は正門の脇の通用門を開き、外の二人のそばに行くと、ゴンとランに聞こえないように耳元で指示した。

 外にいた子分の一人が頷くと、ゴンに向けていた拳銃の引き金に指を掛け、発砲しようとした。

 その時

 「イタ、イ、タ、タ、ター」

 悲鳴を上げ、拳銃を放り投げると両手で目を押さえ、倒れると転がり回った。


 外にいたもう一人の子分は、その様子に何が起こったのか分からず、驚いて持っていたゴンとランを縛っていた縄を手から離した。

 「イテ、テ、テ、テ」

 急に頭を抱えて倒れ込んだ。

 ゴンとランはその隙に正門の前の草むらに逃げ込むことが出来た。


 親分の指示を伝えに来た子分は、突然の異常な出来事に驚き逃げ帰り、通用門から顔を出し見ていた。 外にいた二人は何が起きたのか訳が分からず、恐ろしさと痛さに震え工場内に駆け込み、通用門を閉めた。


 この不思議な出来事は、ピイコがゴンとランを助けるために、拳銃を持った子分の目をくちばしで突き、その後に、もう一人の子分の頭を突いたのであった。




 親分は子分全員を集め、地獄を乗っ取るための戦略打ち合わせを行った。 そして作業分担と作業内容を決め、作業を開始した。


 エレクトロニクスに強い二人には新生命誕生機の担当にし、直ぐに機械を操作させ恐竜の卵を誕生させ、孵化器に入れ戦闘用恐竜作りに入った。 体力に自信のある二人は工場内の警備及び防御を行い、他の一人と親分は地獄乗っ取り作戦の戦略立案と恐竜の誘導作業の準備に入った。


 戦略の打ち合わせが終わると、工場長室に親分が満面の笑顔で入って来た。

 「やあ、お二人さん、これから面白くなりますよ。 この地獄を乗っ取った事を想像するだけで胸がわくわくしますよ」

 満面の笑顔で話した後、わざとらしく急に泣きそうな顔になった。

 「残念ながら、君たち二人の命の灯火は余り無いようだよ! 恐竜が卵から孵化し戦闘能力かつく大きさに成長するまでの間だ。 それまでは人質としてこの部屋にいてもらう事になる、その後は従業員と一緒に恐竜の餌にでもなってもらうかな? ウワッハッハ」


 トンタは自分の夢であった地球を救出することも出来ず、ここで恐竜の餌になってしまうと思うと切なくて泣きたくなったが、最後まで諦めずに対抗することにし、親分に降参するよう説得した。


 「親分、この工場を乗っ取ったことは閻魔大王の耳に届いており、直ぐに大勢の戦闘隊員が攻めて来ますよ、それまでに降参すれば助けてあげましょう」


 「ワッハッハ、ワッハッハ、お前は知らないのか? この工場は不落の砦と言われておる。 それにお前たち二人と多くの従業員の人質がいる。恐竜が成長するまで十分に持ち応えられるわ」

 親分は腹を抱え、大きな声で笑いながら工場長室から出て行った。


 「どうしょう! 多くの恐竜が誕生したら大変な事になってしまいます。 私が誕生の仕方を教えたために・・・」

 工場長は自分が教えたことの重大さに、泣き崩れてしまった。


 トンタは何か良い方法がないか、色々と考え抜いたが何も出てこなかった。

 「ちきしょう、どうすればいいんだ」

 大声で叫びながら、何も出来ない自分に悔しくて縛られた手を何度も床に叩きつけ、手は腫れて血が滲んでいた。

 疲れ果て、そのうちに寝てしまった。


 まだ、あどけない寝顔は汗と埃で汚れ、涙の跡がはっきりと残っていた。 目元には涙が溜まりダイヤモンドのように光っていた。


 

 

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