第5話

「出会い」



「ごめんハル。うちら、吹奏楽班に入ったんだ。放課後会うのは難しいかも。」

「ハルも何かに入ったら?いい友達できるかもよ。」


入学して1ヶ月が過ぎようとしていた。

部活なんてムリだ。私立の授業料に定期代、私のせいで両親の負担は大きかった。時間だってない。

もっと勉強すればよかった。

毎日毎日後悔と孤独で押し潰されそうだった。

そんな時だった。



「ねぇ、君...。」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る