第3話 礼儀の躾け方と人生の目標…って?

 いや~、ずんずん図に乗って3話目ですよ~!睾丸…じゃなかった、厚顔無恥だね私も。

 何しろ私、子供の頃から他人に説教されるのが大嫌いなんですよ。…それが今さら人生とか愛とか礼儀がとか言ってるんだからね、笑っちゃうよ全く!

 何で説教されるのが嫌いかって言うと、人生について語りたがる奴と一緒で、説教する人はどっかで聞いたような話を、したり顔で偉そうにするからウザイのよね。私はいつも胸中で反発してましたよ。…例えばね、

「若いうちは失敗したってくじけちゃダメだ、失敗は成功の素だぞ!」→ (それは失敗しても次のチャンスをもらえる前提の話だろ!普通は失敗は絶望の素じゃん ! )

「苦労はして当たり前、人は困難にぶつかってこそ成長するんだ!」→ (何言ってんだよ、人は苦労して困難にぶつかるから、死を選ぶんじゃん ! …困難を回避する術を身につけていかないとダメだろ !! )

「人間は、考える葦である!」→ (人間は人間以外の何者でもないだろ!…それとも考えたら葦になるとでも言うのかよ?アホか !! )

 …って訳で本当にやだね、説教!


 さて、前回の話で「礼儀」=投資だと言うことを述べました。

 投資だとすれば当然、早い段階からしなければなりません。…つまり子供のうちに「礼儀」を親は教えなきゃいけませんね。

 難しい話だ…と思ったあなた、そんなことはないですよ。簡単な話です。


 例えばね、お正月に本家や親戚と新年の挨拶などするとき、子供が親族身内からお年玉をもらいますよね。

 …親が自分の子供に小遣いをあげるのは、まぁこれも子育ての一環だから親の義務の範囲内と言えます。

 しかし、伯父さん伯母さんたちは別の家の人で、あなたの子供の子育て義務とは関係ない他人ですから、別に小遣いやお年玉をあなたの子供にあげる義務や義理などありません。

 それなのに何故くれるのかと言うと、それが世間一般的な「儀礼」だからです。

「儀礼」も礼儀のうちですから、お年玉をもらったらあなたの子供も礼儀を返さないといけません。…しかもこの場合「目上の人からの礼儀」を受けている訳だからなおさらです。

 このことをちゃんと子供に言って聞かせなければいけません。

 その場でお礼を言うのはもちろん当たり前ですが、「礼儀」=投資という観点で言えば、子供から伯父さん伯母さんにしっかりした返礼をさせるべきでしょう。

 いちばん効果的だと思うのは、「暑中見舞い」ですね。

 …甥っ子姪っ子から暑中見舞いが届き、そこに「サッカー部で頑張ってます」「●●という映画を観に行ってとても感動しました」などと他愛もない近況が書いてあったりすると、あなたの子供は親族から好感を持たれるでしょう。

 そしてあなたの家族に何かあった時、子供が何かピンチを迎えた時、子供のSOSに親族が応えてくれたり、助けてくれる、味方になってくれることに繋がるでしょう。

「投資」がここに活きて来る訳ですよ。

 こうしたことを子供に早めに躾けましょう。…早めに躾ければ子供は親が思っているより頭の回転が良いので、「礼儀」=投資のメカニズムをすぐに理解します。

 お年玉は子供にとって貴重な収入源ですしね。


 次に、いよいよ「人生」をおくる上で、いったい何を目指すべきか、目標にするべきかということについての私見を述べたいと思います。

 …もちろんこれは人によっていろんな夢や理想を持っていることでしょうから、千差万別な考えがありますよね。

「映画俳優になって大人気スターになりたい」

「プロスポーツ選手になって、大活躍して大勢の観客を沸かしたい」

「ベストセラー大作家になりたい」

「とにかくお金持ち大富豪になりたい」

「めちゃくちゃ女の子にモテモテのハーレムを築きたい」

「売れっこ漫画家になって劇場版アニメを大ヒットさせたい」


 ……はい、頑張ってくださいね。


 まぁ、夢を持つことは良いことです。

 だけど、多くの人はそんな夢みたいな夢をいつまでも見て夢うつつではいられません。

 残酷な現実の中、人生をおくる毎日…そんな中、いったい何を理想とし、目標にして生きていけば良いのでしょうか?


 ……次回こそ本当に述べたいと思います。

(延べ延べ詐欺かっ !? )


 では。


















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